麗レイ〜花萌ゆる8人の皇子たち〜全話ネタバレはこちら
皇位争いがどんどん加速し、それぞれの思惑が交錯していく皇宮内。
ついに謀反を企てていたヨが亡くなり、しばしの平和が訪れるのかと思いきや・・・。
皇女を守るため、皇女との婚姻を決めたソ。
ソとス、2人の恋の行く末は?
そんな気になる第21話、いってみましょう。
麗20話のあらすじネタバレはこちら
目次
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』21話のあらすじネタバレ
木の小舟に乗るワン・ソ(イ・ジュンギ)とへ・ス(IU)。
この小舟は皇宮に初めて来たときから置いてあり、皇宮で一番好きなものだと話すソ。
「その割にはあまり乗っていませんね」と指摘されると、「大好きだから、あまり乗ると皇宮を離れがたくなる」と返します。
「好きなのに我慢するのはどんな気持ちかしら」というスの言葉を聞き、悲しそうな表情を浮かべるソ。
何を話すか忘れたことを謝罪するソに、「思い出しますよ。ゆっくりで結構です」と優しく返すスなのでした。
皇女との婚姻を受け入れたソの決断を勇断だと評価するチェ・ジモン(キム・ソンギュン)。
「私が皇女と婚姻すれば忠州と信州の外戚は私が皇位を告げると錯覚する。他の豪族をけん制し陛下への攻撃も弱まる」と話すソに「そこまで計算ずくとは政治力がおありだ」と笑みを見せます。
しかしソは「また兄上を守る犬となるのか。これが運命か?好きな気持ちを抑えるのはもう嫌なのにいつもこうなる。網を切って逃げる方法は?」と疑問をぶつけます。
そんなソに「人はそういう時、主に成り代わりたがります」と返すジモン。
「謀反を起こせと?」と反応するソに「まさか。陛下をお守りください。長引くことはありません」と星を見ながら予言するジモンなのでした。
皇女との婚姻
ソの追放を促すワン・ギュの陳情書を恵宗(キム・サノ)に読み上げるワン・ウク(カン・ハヌル)。
恵宗はそれを遮り、皇位の負担を兄弟と分かち合うことに決めたと告げます。
そこに入ってきたソとジモン。
恵宗は皇女とソの婚姻が決まったこと、ソに禅位することをウクに告げます。
「皇帝の弟であり婿。完璧ではないか。違うか?」と問う恵宗に「もちろんです。」と返すウク。
ウクはソへ「婚姻を祝い申す。ソの婚姻で泣くご婦人がいないとよいが。」と挑発的な言葉をかけるのでした。
スンドク(チ・ヘラ)の肌をまじまじと見つめるス。
「化粧をせずになぜ見てばかりいるのだ」と怪訝そうにするスンドクに、スはまず肌の調子を整えることを伝えパックを施します。
ついでに一緒にいたワン・ジョン(ジス)にも。
そこに現れたペガ(ナム・ジュヒョク)。自身が誕生日に贈ったブルガリアのオイルをジョンに使っているのに気付き、無駄遣いだとまくしたてます。
「腕がいいことを証明せねば」と相手にしないス。
パック終了後、お互いの肌を褒め合うスンドクとジョン。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731)
そこに居合わせたワン・ウン(ベクヒョン)は嫉妬し、「義弟に色目を?なんと下劣な女だ」とスンドクにひどい言葉を浴びせます。
言いすぎだと怒り、その場を離れるスンドク。
「本当は奥様に興味がおありのくせに」と呆れるスに「婚姻は面倒なだけだ。独り身を貫け。ソ兄上にも忠告しないとな」と不貞腐れたように返すウン。
そこでスとジョンはソと皇女の婚姻を知るのでした。
ソの婚姻を聞き、一人放心状態で茶美園の階段に座るス。
そこにソが現れ「聞いたか。憎むなり、恨むなり好きにしろ。私が悪いのだ」と告げます。
約束などないため、恨む必要はないと淡々と返すス。
「お前を皇宮から出して自由を与えたかった。約束のつもりだったが、もう守れない」と続けるソに「言い訳もなしですか」とス。
それでも自分の非だと告げるソに「分かりました。もう聞きません。婚姻をお祝い申します」とだけ伝え、その場を後にします。
ソからの書状を持ち、スの様子を見にきたペガ。
そこに書かれていたのは王維の漢詩、“終南別業”。
「こんな綺麗な字を書くのですね。知らぬことが多いのに、知っているつもりでいた。バカね。」と寂しげに呟くス。
ペガは「兄上は本気でそなたと発ちたがっていた。私が保証する」と伝え、慰めます。
その後、一人になったスは、涙を流しながら何度も何度もソからの書状を復唱し写し書きするのでした。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731)
兄弟同士の争い
皇后ユ氏(パク・チヨン)の元を訪れたジョン。
祈祷中のため入室できないと止められますが、靴が2つ並んでいることを不審に思ったジョンは女官を押しのけ、無理やり入室します。
そこには皇后ユ氏と死んだはずのワン・ヨ(ホン・ジョンヒョン)の姿があり、驚愕するジョン。
「将軍のくせに肝っ玉が小さいな」と憎まれ口をたたくヨ。
「天の加護で助かった」と嬉しそうにジョンをヨの元へ連れて行く皇后ユ氏。
なぜ死んだふりをしたのか、とジョンに問い詰められたヨは、叔父であるワン・シンニョムに助けられたのだと話します。
「陛下に頼みます。情に厚いお方ゆえ、元の身分に戻してくださるはず」とジョンが提案しますが、皇位を狙ったのだから直ちに処刑されるはずだと鼻で笑うヨ。
ジョンは「ソ兄上が即位するのは反対です。ですが、ヨ兄上が反旗を翻すのも賛成できない。謀反は一度で十分です」と警告します。
しかし「バカなことを言うな。成功すれば謀反ではない。何としても皇位に就く」と聞く耳を持たないヨなのでした。
身分に関係なく夜間の外出が禁止されている最中、夜に皇宮へ忍び込むジョン。
巡回中に、それを見つけたソと兵士は後を追い、茶美園のスの元にたどりつきます。
不審な者は見ていないため去るよう伝えるス。
強行突破しようとする兵を「私は陛下に直接お仕えする尚宮です。殿方は通せません」と手を広げ制止します。
しかし、それでも無理やり入ろうとするソ。
スはおもむろに簪を髪から抜き取り、自分の首にあてながら「辱めを受けるなら死を選びます。陛下の許可を得てからお越しください」と牽制します。
首筋から血を流してでも自分の行く手を阻もうとするスに「本当に誰もいないのか」と問い、引き下がるしかないソなのでした。
首に傷を作って戻ってきたスに「私がつかまろうが放っておけばいいのに!」と怒るジョン。
「もしも兄弟で争い始めたら・・・誰の味方を?」と尋ねるジョンに「味方も何もありません。審判でもしようかしら」と冗談で返すス。
一緒に遊んでいた頃とは変わってしまった兄弟たちを思い、寂しそうにするジョン。
スは「やっぱり誰の味方もできそうにありません。皆無事でいてほしい。そうしてみせます」と笑い、ジョンも笑顔を浮かべます。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731)
そのまま眠りについたス。スの寝顔を見つめ、微笑むジョンなのでした。
2人の想い
夜が明け、スの腕を引き、茶美園から連れ出すソ。
「昨夜、部屋にジョンがいたな?戸を壊して入ろうか悩んだ。なぜかくまった!」と勢いよく問い詰めます。
ソを睨みつけ、「御自分はどうなんです。書状だけで済ませず、ちゃんと説明してください。なぜ急に婚姻を?目的は皇位?」と聞き返すス。
ソはしおらしくなり、皇女を契丹の人質にさせないためやむを得なかったが、妻が多いのは我慢を強いることになるため弁明の余地がなかった、と本音を口にします。
そんなソにジョンがいたことを打ち明けるス。
禁止命令が出ていたことを忘れて武芸の稽古をしていただけだと伝えますが、「嘘はつくな。みっともないことでも本当のことを言おう」と返すソ。
「話したくないときは?」と尋ねるスに「嫌だと言え。嘘で誤魔化されるよりはいい。私も偽らぬ」と返したソ。
婚姻を後悔しているか、以前好きだと言っていた人はジョンなのか、と質問をし合う2人。その流れで「あの日、大事な話を忘れたって・・・。本当は違うのでしょう?何ですか?」と問うスに「お前を愛している」と答えるソ。
スは微笑み、自分から口づけをして「次からは絶対に忘れないでください」と告げます。
そんなスを強く抱き寄せ、再度唇を重ねるソなのでした。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731)
山の中で目を瞑り、ウヒ(ソヒョン)との出会いを思い返すペガ。
しかし、目を開け振り返ると本物のウヒが。
ゆっくりと近づいて来るウヒに驚きつつ、「夢ではないのか?」と問うペガ。
「ずっと考えていた。私が斬りつけた傷が癒えなければいいと。そして、私を忘れぬようにと」と答えるウヒ。
そんなウヒをペガは強く抱きよせ、2人はしっかりと抱きしめあうのでした。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731)
ヨの策略
ウクの元へ訪れ、客人を連れてきたと話すワン・ウォン(ユン・ソヌ)。
被り物を外し、あらわになったヨの顔を見て驚愕するウク。
そんなウクに「ウォンに命じて湯に水銀を入れたそうだな。賢い奴が裏切ると恐ろしい」とニヤけながら告げるヨ。
自身の画策を知られていることを知り、「私に積もる話がありそうですね」と淡々と返すウクです。
兵士を引き連れ、茶美園に押しかけたヨ。
ジョンは恵宗を守るため出陣しようとしますが、皇后ユ氏から「息子同士の争いはごめんだ。ヨが皇帝になるのが正しい」と必死に止められ固まってしまいます。
沐浴後、吐血しながら倒れた恵宗をスが抱きとめているところに現れたヨと兵士たち。
「殺すな」と必死に懇願する恵宗でしたが、そんな恵宗を水銀の湯船に落とすヨ。
兵士に拘束されているスは為すすべもなく、溺死していく恵宗の姿を見て愕然とします。
そこでようやく到着したソとジモン。
すでに亡くなり、湯船に浮かんでいる恵宗の姿を見て愕然とします。
雄たけびを上げて剣を振り、兵士を斬り進んでいくソと、それを止めるヨ。
ジモンはフラフラと湯船の中に入って亡き恵宗を抱え、「陛下・・・。陛下・・・。ムよ。目を開けろ」と嗚咽した後、ゆっくりと湯から引き上げます。
https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731
「私ではない。毒にやられて死にかけていた。へ・スが湯に水銀を混ぜた」とスに濡れ衣を着せるヨ。
「私は知りません」と返すス。
「どちらか選べ。兄上に忠誠を誓ってこの娘と共に死ぬか、私を認めてこの娘と去るか。いつでも必要なとき皇帝殺害の罪で殺す」と告げるヨに「スを離せ」と剣を交えるソ。
ヨに命じられ、スの首元に剣を向けるウォン。
https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000198731
「選べ。へ・スか死んだ皇帝か」と改めて選択を迫られるソなのでした。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』21話の感想
まさかまさか!死んだと思っていたはずのヨが生きていましたね。
そしていまだに皇位を諦めていない、このしぶとさに本当に嫌気がさします。
そんなヨに協力するウォンは何なのか、この人は何がしたいのか、とウォンにもイライラ。
でも徐々に距離が縮まっているウン夫妻が見られたこと、ようやくソとスの思いが通じたことで幸せな気持ちにもなりました。
ウヒとペガも再会しましたし、彼らの恋愛も楽しみですね。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』21話の感想とまとめ
死んだはずのヨの手で恵宗は無念の死を遂げます。しかし死の主な原因は水銀の湯であり、その首謀者はスだと濡れ衣を着せられてしまいます。
スと共に死ぬか、ヨを皇帝と認めてスと皇宮を去るか選択を迫られたソ。
どのような決断をくだすのでしょうか。
次回22話、ご注目です。
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