麗レイ〜花萌ゆる8人の皇子たち〜全話ネタバレはこちら
皇帝になるため、一方的にへ・スに別れを告げたワン・ソ。
スが諦めずに想いをぶつけ続け、ようやく2人は想いを再確認。
皇帝の座もスも両方手に入れる、ソがそう強く心に決めた矢先、ついに定宗が倒れてしまいました。
新たに動きだしそうな皇位争い。
予測不可能な第25話、早速みてみましょう。
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目次
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』25話のネタバレ
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
「皇城を建設中に君主が変われば世も変わると悟った。誰にも操られず、不条理を正せる地位だ。何としても皇帝になりたい」そう強く言い切るワン・ソ(イ・ジュンギ)。
「皇帝になるのは嫌か?」と尋ねられたヘ・ス(IU)は、「嫌です。でも別れるのはもっと嫌。」と意思を尊重することを決めます。
そして「皇帝になります。絶対に。でも決してご兄弟を討ってはなりません。約束できます?」と、念押しするス。
ソはそんなスの手を取り、笑顔で頷くのでした。
定宗の最期
949年3月。
手を震わせながらお茶を入れるス。
不審に思った定宗(ホン・ジョンヒョン)は湯呑みを投げ飛ばし、「何を隠している。茶に毒でも盛ったか」とスを睨みつけます。
そして、「兄上、ウン、ウンの妻、父上まで、亡き者たちが私を苦しめるのはお前のせいだ。兄弟を殺してでも皇帝になろうと決めたのは、お前がソの顔の傷を隠したからだ。私の座を奪ったせいだ」と、怒鳴る定宗。
ちょうどその時、兵士たちの声が聞こえ固まる2人。
ソが兵士を連れてやってきたことを皇后ユ氏(パク・チヨン)が慌てて報告にきます。
定宗に紙と筆を渡し、”ジョンに禅位する”と一筆書くよう促す皇后ユ氏。
そんな皇后ユ氏に失望した定宗は「私は息子か?母上にとって私は虚栄を満たす存在か?ソの気持ちが分かる気がする」と涙を流し、それを拒否します。
そして皇后ユ氏を退室させるよう命じるのでした。
皇宮に異変が起きていることに気づいたヨナ皇女(カン・ハンナ)と皇后ファンボ氏。
ワン・ウク(カン・ハヌル)が戻っていないことを心配するヨナに、「お前の決定によって私も心を決める」と何かを決意したように言う皇后ファンボ氏。
「皇宮の主になりたければ、何かは捨てねば。今決めよ。天下を得て心を捨てるか、心を守り狭い世で生きるか」とヨナに尋ねます。
「私が天下を望むとしたら?」と不敵に笑うヨナ。
そんなヨナに「私はウクを捨てる」と返す皇后ファンボ氏です。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
馬に乗り、御殿に乗り込んできたソと、ペガ(ナム・ジュヒョク)、パク・スギョン。
「これまで守ってきた皇宮を攻めるとは・・・」と呟くスギョン。
剣を抜き、兵たちに突撃の合図をするソ。
ちょうどその時、門が開き「私が無血開城をお助けしましょう」とヨナが現れます。
ソは驚きながらも「忠義は忘れぬ」と受け入れるのでした。
その頃皇宮の中では、不敵に笑いながらスに近づいていく定宗。
「どうせ奴が全てを手にすると思った。私が何をした?捨てられるのが怖かった。母上が言ったのだ。私は完全で無欠だと。なのにお前が邪魔をしたせいだ!」と怒鳴ります。
そして、ひどく咳き込みながら「お前が選べ。誰に譲るか。ジョンか?ウクか?ペガかソか?」と狂ったかのように遺言に筆を走らせ、スに詰め寄ります。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
座り込んで怯えるスの目の前で、定宗は胸を押さえながら倒れこみ、そのまま息を引き取ってしまいました。
そこにやってきたソ。
すでに亡くなっていた定宗の手から遺言を抜き取り、読んで破り捨てます。
その後、慌てて入ってきた皇后ユ氏やチェ・ジモン(キム・ソンギュン)達。
定宗の死に皆が驚く中、スはソに向かって「新皇帝陛下。万歳、万歳、万々歳」と言って平伏します。
納得のいかない皇后ユ氏。
そんな皇后ユ氏に「陛下が私に皇位を譲られました。禅位です」と告げるソ。
その言葉を受け、ジモンや兵士たちもソに平伏するのでした。
新皇帝の誕生
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
皇帝・光宗となったソ。即位式に出られず外で待っていたスの元へ会いにいき、笑顔を見せます。
そんな彼を見て“血の君主にはさせない。私が力になります”と心に誓うスです。
即位式が終わった後に松嶽に戻ってきたウク。
皇后ファンボ氏より、一族はヨナを皇后にすることに尽力するため、皇宮から離れるよう告げられます。
欲しかった座をソに奪われ、悲しみにふけるウクの元へやってきたヨナ。
「皇后になって兄上の無念を晴らします。今度は私が重荷を背負います。ですから力を貸して下さい」と頼むのでした。
穏やかな時間
皇帝となり、初めての命令を下すソ。
そばには記録補佐としてペガ(ナム・ジュヒョク)が座っています。
西京への遷都を中止すること、工事に駆り出された者には労役期間に見合った補償を払うこと、死亡者や負傷者にも一定の補償をすることを命じます。
ソを待っている間、居眠りをしてしまったス。
ソはそんなスを起こし、ソとスとペガの3人で食卓を囲みます。
ソから肉を乗せられ、恐縮して立ち上がり礼を言うペガ。
「そうかしこまるな。兄でいい。」とソから言われても、陛下と呼び続けるペガに悪戯をするス。
そんなやりとりに大笑いし「最高だ。心が和む。お前たちと水入らずで食事するのが夢だった」と幸せそうに言うソなのでした。
その後、眠っていたソでしたが、スの名前を呼んで飛び起き、「いなくなったかと・・・」とスを抱きしめます。
「眠るのを見ていきます。長い一日でしたね」と労うス。
ソは「ここで一緒に寝ればいいだろう」とスを抱き寄せ、一緒に横になりますが、スは良からぬ噂がたってはいけないから、と断り起き上がります。
それでも「行くな。この部屋は落ち着かぬ。以前の主は皆死んだ。一人で過ごすのは息がつまりそうだ。一緒にいてくれ」と懇願し、スの膝を枕に寝転びます。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
物語を要求するソに、ソが出てくる物語を話して聞かせるスなのでした。
結局スはそのまま寝てしまい、翌朝目覚めた時には、ソはもう起きて寝床にはいませんでした。
一人で目覚めたスは、ウヒ(ソヒョン)を呼び出し、「皇帝になる前もなってからも待つのは変わらないみたい」と不満を口にします。
そんなスに「言葉に気を付けて。皆あなたをけん制しようとするはず」と忠告するウヒです。
遺言書の真実
スの元に慌てた様子で入ってくるチェリン(チン・ギジュ)と皇后ユ氏の宮女。
皇后ユ氏に呼びつけられたスは宮女に連れられ、皇后ユ氏を訪ねます。
ワン・ジョン(ジス)に定宗の遺言書の切れ端を突き付けられ、皇后ユ氏からは本当にソの名前が書かれていたのかと責め立てられます。
「怖がることはない。我々が守る」と優しく声をかけるジョンに、「誠です」と返します。
(https://programs.sbs.co.kr/drama/scarletheart/clip/52263/22000200837)
それに怒った皇后ユ氏が「ソに譲るはずがない!本当のことを言え!」とスを強く揺さぶっているところに現れ、それを止めるソ。
皇后ユ氏より、遺言書を破った理由を聞かれると、「私が破いたとでも?なぜか兄上は遺言書を破き、直接私に禅位を?」とスの手をぎゅっと握りながら答えます。
そして、ソは皇后ユ氏を“皇太后”と呼び、前皇帝・定宗の供養に専念するよう伝えます。
「皇太后と呼ぶな!今はそう呼ばれたくない」と告げる皇后ユ氏に「私も息子です。息子が皇帝ですから皇太后でしょう」と返すソ。
そんなソに「息子から皇位を盗んだ盗人め」と睨みつけ、吐き捨てるように言う皇后ユ氏。
ソはスの手を引き、部屋を後にします。
「呼ばれても二度と行くな。どんな地位の者でも私の許しを得てから会え」と強い口調でスに告げ、その場を去るソです。
御殿に戻ったソ。
ジモンから、慶春院君が皇位を継ぐべき、遺言をでっちあげた、などあらゆる陳述書が届いていると報告を受けます。
その内容にソは怒りをあらわにし、「殺せ。皆大逆罪で処刑しろ。皇位継承に疑念を抱く者は一人も残すな」と命じたため、驚きを隠せないジモンでした。
遺言をでっち上げたと噂を流し、皇帝から追われる身となったパク・ヨンギュ。
ウヒを呼び出し、「お前がソ皇子とペガを監視していたことも明かす。道連れだ。」と脅します。
ウヒはカッとなり、ヨンギュが背を向けたところを刺し殺してしまうのでした。
その後、ヨンギュの血のついたノリゲを見つめ呆然としていたウヒはペガと遭遇します。
動揺を隠しきれないウヒですが、ペガはそんなウヒに気づくことなく「お前の両親にはすまないが、婚姻の前に豪族の養女になってもらいたい」と婚姻について話を始めます。
母上が目の前で家族を殺され、キョン・フォンを恨んでいて後百済人を嫌っているからだと説明し、「お前とは何の関係もないのにな」と話すペガ。
ウヒの頭には“お前はキョン・フォンの孫だ。お前との仲が知られればペガも危ない”というパク・ヨンジュの言葉がよぎります。
「高麗の皇帝は両親を殺した。我が国の王はお前の家族を。私達は一緒にいてよいのか?」と尋ねるウヒ。
「私もお前も悪くない。幸せになろう。お前が私を嫌いにならない限りは離さぬ」そう言ってほほ笑むペガでした。
スギョンとの別れ
皇宮にいるとウン夫妻が亡くなった場面が頭をよぎって辛いことを理由に、皇宮を去りたいと申し出るスギョン。
ソは必死に止めますが、スギョンは涙を流しながら「国と民のために聖君になってください」とだけ言い残し、皇宮を去っていってしまうのでした。
スギョンが皇宮を去ったことについてスに話したソ。
「遺言に誰の名があったか気になるだろう」と尋ねます。
スは「とんでもない」と返しますが、「空白だった。混乱を避けるために破いたのだ」と真実を明かすソ。
「ご英断です」と告げるスに、涙を流しながら自身の辛い気持ちを吐露します。
スは「やはりこの座は恐ろしく、寂しい」と話すソに近づき、「私がいます。私は離れません」と肩に身を寄せ慰めるのでした。
翌日、御殿に荷物を運ぶスとチェリョン達。
皇帝からスの部屋を与えられたので、引っ越しをしています。
その時、チェリンからこのまま皇宮で暮らせるように陛下に頼んでほしいと頼まれるス。新皇帝を祝うために、一部の女官の解放があるのです。解放される女官の中にチェリョンの名前もありました。
その後、ウォンと密会をし、「いっそこの機会に私をもらってください」と告げるチェリョン。
宮女の解放を拒み、残留を希望したのはウォンの策略だったのです。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』25話の感想
ついについに!
ソが皇帝になりましたね。
遷都工事に携わっていた人への報酬だったり、遺族たちへの補償だったり、とても良い皇帝になりそうな予感!
って思ったのだけれど、早くも皇位継承に不審感を持つ人は皆殺しと命じるなど、残虐な一面もみせてくれました。
と思ったら、孤独や寂しさを感じ、涙を流す。
んん~、まだよく分からないですね。
一体、どんな皇帝になるのか、楽しみです。
そして、あっけない最期を迎えた定宗。
ソのように母親から見捨てられないためにただ必死に生きてきただけで相当辛い人生だったんだろうな、と最後には完全に同情してしまいました。
最期の最期まで狂気的で恐怖心まで芽生えるあの演技、ホン・ジョンヒョンの演技力は圧巻でした。
ウヒとペガに具体的な婚姻の話。
そしてまさかのウォンとチェリョンがそういう関係!?
ウォンのことだから、また何か良からぬことを考えていますね。
いろいろ気になることがある終わり方でした。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』25話のネタバレと感想まとめ
ついに亡くなってしまった定宗。
後継者の名が空欄になった遺言書を破り捨て、自らが皇帝となったソ。
残虐さを見せたり、皇位の孤独を感じて涙を流したり、ソは一体どんな皇帝になっていくのでしょうか。
ウヒとペガには具体的な婚姻の話が。
そして、ウォンとチェリョンが何かを企んでいる様子です。
いろいろと気になる次回26話、ご注目です。
26話はこちらから
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