こちらでは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』第15話のあらすじネタバレと感想をご紹介します。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』の話数ごとのネタバレ一覧はこちらの記事にまとめてあります。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』14話では、ウンの婚礼が無事執り行われました。
しかし、その楽しい時間の最中にスの頭によぎった、ウン夫妻の姿の無残な姿。そしてその横で不気味に高笑いするソ。
そんなソは、生まれて初めて母皇后ユ氏や兄弟たちと晩餐会をすることになるのですが、最悪な結果となり、更に傷が深まってしまいました。
ヘ・ス、ワン・ソ、ワン・ウクのついに始まった本格的な三角関係。
気になって仕方のない15話、いってみましょう。
14話がまだな方はこちらからお読みください。
目次
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』15話のあらすじネタバレ
画像引用:BSフジ麗公式サイト
ワン・ウク(カン・ハヌル)とヘ・ス(IU)の密会の場に現れ、スの身を案じたオ尚宮(ウ・ヒジン)はスへ「私と一緒に皇宮を出よう」と持ちかけます。
身体の調子が芳しくなく、御典医から皇宮を出て療養することを勧められたため故郷に帰るのだと話すオ尚宮。
そんなオ尚宮にウクから婚姻を申し込まれたと告げるス。
オ尚宮は「もしソ皇子様(イ・ジュンギ)とウク皇子様のどちらかが心変わりしたらお前が死ぬ。皇位の前では約束など無意味だ」と声を荒げます。
そして、自身が過去に愛した武将は皇位に就いたこと、皇位を守るために自分は捨てられたため、女としてではなく女官としてそばに残ったことを打ち明けました。
愛した人を陛下と呼び、床の相手の身体を拭いたという辛い経験まで聞き顔を歪めはするものの、ウクを信じるあまり素直に聞き入れないスなのでした。
愛情と友情
翌日、無事を確かめるため、スを待ち伏せるソ。
スは「今日は休め」と去ろうとするソを引き留め、化粧を施すことにします。
「人は最もつらい時にそばで元気づけてくれる人を大事に思います。友情も愛情も情には変わりないですが2つは違います。その違いに気づかず、錯覚しているようで心配なのです」
傷に筆を走らせながらそう伝えるスの手を掴み、「愛情も友情も私にはどちらも同じだ。1つしかない。そうやって突き放そうとしても私には通用しない」と言い切るソ。
ソはそのままスを引き寄せ、顔を近づけますが、スは慌てて口を手で覆って隠します。
「安心しろ。もう勝手にはしない」とほほ笑むソでした。
ファンボ一族の野望
「へ・スと婚姻したいと陛下に申し出る。婚礼後は黄州で暮らします。一族の期待は分かりますが、皇位は望んでいません。心穏やかに暮らしたいのです」と家族に打ち明けるウク。
ヨナ皇女(カン・ハンナ)は「誰がファンボ一族を守るのです!?」と抗議しますが、ウクが「皇帝でなくても守れる」と強く言い返したため顔をしかめます。
一方皇后ファンボ氏は「そなたの考えに反対などしない。心から望むならそなたの好きにしなさい。ただし簡単ではなかろう。覚悟すること」とウクの意思を尊重します。
2人きりになったヨナと皇后ファンボ氏。
「止めてください」と必死に訴えるヨナに「私も一族の野望に嫌気がさしている」と本音を打ち明ける皇后ファンボ氏。
ヨナは、陛下が寵愛する女官の流産に対する濡れ衣を着せられひどい仕打ちを受けた皇后ファンボ氏の過去に触れ反発しますが、「正胤(キム・サノ)は陛下とは違う」と言い切る皇后ファンボ氏。
ヨナは「目標を変えます。皇帝の娘や妹ではなく、その上の存在に。許しは請いません」とだけ言い残し、その足で皇后ユ氏(パク・チヨン)の元へ向かうのでした。
ウヒとペガの再会
新しい舞妓の踊りが上手いとの噂を聞き、様子を見に教坊に訪れたペガ。
その中に先日出会ったウヒの存在をみつけ、微笑みます。
一人剣舞の練習をしているウヒ(ソヒョン)は「元気か?」と言いながら現れたペガ(ナム・ジュヒョク)に驚き、誰の命令で後をつけたのか、と疑いをかけます。
「ここへは踊りの伴奏に来ただけだ。後をつけたのはお前だ」と言い返すペガ。
相変わらず言い合いをする2人。
会うのは3度目だからと自己紹介を促すペガ。ウヒは「ポクスン」と名乗りますが、直後に仲間から「ウヒ」と呼ばれてしまい、慌ててその場を去って行きました。
「ウヒ。名前はウヒか。」と笑うペガなのでした。
皇位を脅かす者
コソコソと話をする皇后ユ氏とパク・ヨンギュとウォン(ユン・ソヌ)の3人。
太祖と正胤がソを敵だと思わせる作戦を練ります。
一方、ペガ(ナム・ジュヒョク)がソの元を訪ねていました。
先日、スを皇宮から連れ出した件について言及し、「女官を外へ連れ出せば2人とも罰せられます。もうおやめに」と忠告するペガ。
「困らせたりつらい想いをさせる気はない。私はこういうのに不慣れだ。どう接していいか分からなくて・・・」と想いを吐露するソ。
ソのスに対する想いに気づき驚くペガに、ソは「この世でお前とスだけが私の味方だ」と告げるのでした。
そこに慌てた様子で駆け込んできたジモン。「正胤様と外戚が二重に徴税したという訴えがあり、豪族が世継ぎの廃位を求めています」と告げます。
正胤に対し、「ご存知だったのでは?」と厳しく追及するパク・ヨンギュ。
正胤は否定しますが、「取り締まれないのも罪ですぞ」と追い打ちをかけられます。
「不道徳な正胤にこの国を任せられません」というパク・ヨンギュの言葉に、同調する豪族たち。
そんな豪族たちに「ならば、誰が世継ぎにふさわしい?」と尋ねる太祖。
「第4皇子様が適任だと思います」との声にすかさず同意するパク・ヨンギュ。雨乞い祭の成功で民の信頼を得ていることなどを理由にソを推します。
その後、落胆する正胤の元へウォンがやってきて、「申し訳ございません。私がソ兄上に知らせました。味方だと思ったので、叔父の書状を見せました」と嘘をつきます。
この騒動により、裏切り者の濡れ衣を着せられたソは、太祖から重陽節後に信州に帰るよう命じられます。
驚くソに「正胤の座を狙う者がいる。そなたの母だ。心は変わりやすい。今はそうでなくてもそそのかす者が増えれば誠実さを失うだろう」と畳みかける太祖です。
この一連の出来事が皇后ユ氏とパク・ヨンギュとウォンの3人による画略なのでした。
毒殺計画
その時、ひそかに毒が運ばれていました。命じたのはヨナ。
ヨナは尚宮に皇后ユ氏には知らせないよう伝えましたが、尚宮はその足で皇后ユ氏の元へ報告にいきます。
皇后ユ氏の元へ乗り込むソ。
「散々苦しめたはず。いつまで続けるのです」と怒鳴りますが、皇后ユ氏は「皇帝になる夢、この母がかなえてやろう」と薄笑いを浮かべます。
「私を思うふりはおやめに。決して思い通りにはさせません」と相手にしないソですが、皇后ユ氏は「正胤は重陽節の宴で死ぬ。湯呑みに毒を盛った。」と告げます。
黙ってはいない、必要であれば母親の仕業と進言する、と話すソ。
そんなソに「ならば、私はお前を皇帝にするためだと言おう。これが皇宮だ。互いを陥れてのしあがっていくところ」と吐き捨てる皇后ユ氏。
「必ず阻止します」と言い残し去ろうとするソへ「茶を運んだ女官と正胤が死ねば済む。次期皇帝はお前だ」と続けます。
それでも信じられないと言い張るソに「お前が言った“兄上とジョンは殺しません”。お前を信じる。だから後押しした」と重ねて念押しする皇后ユ氏でした。
太祖の暗殺日決行日について揉めているパク・ヨンギュとウヒ(ソヒョン)。
苛立ち、短刀を向けたウヒでしたが、ペガの姿が見えた途端、男に襲われかけて身を守っている風を装いその場を誤魔化します。
重陽節の宴
ついに重陽節の宴が始まりました。
漢文読みの遊びなどをして皇子たちが盛り上がっている中、酒が進まない様子の正胤。
「どうした、酒が進まないようだな」と気遣うふりをする皇后ユ氏と、心配して菊花茶を勧める太祖。
ヨナがオ尚宮へお茶の用意を命じたため、ソは何かを察します。
菊花茶を持っていくはずの女官はヨナの指示通り、わざと体調の悪いふりをしてスに運び役をさせます。
その道中で偶然会ったスとウン夫妻。
ウン(ベクヒョン)はいまだにスのことを忘れておらず、「今後は私に顔を見せないようにしろ」と告げ、宴には参加せず帰って行きました。
内官に毒味をさせた後、菊花茶を運ぶス。
宴が盛り上がっている最中、突然立ち上がったソは「正胤にお話したいことがあります」と毒殺が計画されていることを告げようとします。
しかし、そこにお茶を持って現れたス。
「茶を運んだ女官と正胤が死ねば済む」という皇后ユ氏の言葉を思い出したソはスを守ることを決意します。
「私が煩わせたので、酒を3杯いただき友愛を誓いとうございます」と伝え、受け取ったお茶の入った杯をわざと落とすソ。
その後、新しい杯を受け取り、健康、武運などを祈りながら1杯、2杯・・・と飲み進めていきます。
途中身体に毒がまわっているのを感じ、湯呑みではなくお茶に毒が盛られていることを悟りながらも、最後までしっかりと飲み切ったソ。
その様子を歪んだ表情で見つめるヨナ。
何も知らない正胤は「陛下、今の言葉をお聞きでしょう。弟を手放すことなんてできません。どうかソの信州行きをお取り下げください」と太祖に進言します。
スを見送ったソは、血を吐きそうになるのを必死に堪えながら、宴の席から離れるのでした。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』15話の感想
ようやく太祖とソが分かりあえた、と喜んでいたのもつかの間、早くも裏切り者という濡れ衣を着せられ皇宮を離れるよう命じられたソが可哀そうすぎます。
皇后ユ氏はどうして実の息子にここまでむごいことができるのでしょうか。
ウォンが協力する意味もよくわかりません。
オ尚宮の過去の話には驚きました。オ尚宮と陛下は周知の恋仲だったのですね。
12話でオ尚宮が「私が行くべきでしたか?」と皇后ユ氏に意味深に告げていた理由がようやく分かりました。
自分から女官になることを選んだとしても、床の相手の身体を拭くのは相当辛かったはずです。
オ尚宮が自分と同じ思いを味あわせないために必死にスを説得する姿にジーンときました。
そして正胤とスを守るため、自らが毒入り茶を飲み、犠牲となったソ。
血を吐きそうになりながらも隠して宴の席を離れる姿はかっこよすぎましたが、身体は大丈夫なのかと心配でたまりません。
ソはどうなったのか、続きが気になります。
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』15話のネタバレと感想まとめ
過去の辛い身の上話を打ち明け、一緒に皇宮を出ようとスを誘うオ尚宮の優しさにジーンとさせられました。
皇后ユ氏、パク・ヨンギュ、ウォンの画略で、皇位を脅かす者という濡れ衣をきせられ、皇宮を去るよう命じられたソ。
そして正胤の毒殺計画を知り、自らが毒茶を飲むことで身を呈して正胤とお茶を運んだスの2人を守ったソ。
ソの今後がとても気になります。
16話をお楽しみに!
麗16話はこちらからお読みくださいね。
オ尚宮を演じたウ・ヒジンについてはこちらをお読みください。