『ホテルデルーナ』12話あらすじネタバレと感想!逝く者の恐怖と遺る者の苦しさ

前回の話で、マンウォルはマゴ神からチャンソンが自分に出会った対価を払うことになるという警告を聞きました。

そしてその話を聞いたマンウォルが、緊張する様子を見せて終わりました。

今回ご紹介する12話ではチャンソンが、’恐怖’という感情を抱くようになったマンウォルを暖かく抱く姿が描かれました。

では早速、韓国ドラマ『ホテルデルーナ』12話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介しますね!

11話のあらすじと感想がまだの方は、こちらをお読みください。

あらすじネタバレ

ホテルデルーナ キャスト 相関図

画像引用元:ホテルデルーナ公式サイトより作成

チャンソンは、キムユナが追いかけた連続殺人犯が、留学時代に自分と悪縁があったソルジウォンだ、という事実を知り驚きました。

ソルジウォンのそばにいた幽霊を通して、ソルジウォンが連続殺人犯だという事実を確認したチャンソン。

彼は、ソルジウォンに殺されそうになり、もみ合いになりました。

その後、2人がもみ合っていた場所に救急車が到着しました。

その頃、マンウォルは何度もチャンソンの家を訪ねましたが、彼の行方を見つけることはできませんでした。

不安になったマンウォルはチェソヒに向かって「チャンソンと会うことにしたのに来てもいないし、変じゃない?どこにいるのかが分からないし、探しにも行けない」と、つぶやきました。

その時二人は、泣いているチヒョンジュンから”チャンソンが死んだ”という知らせを聞きました。

救急車に運ばれていく人を見たキムユナが、チャンソンが死んだと誤解して、チヒョンジュンにチャンソンが死んだと知らせたのです。

マンウォルはマゴ神が自分に言った警告のせいで、チャンソンが死んだという話を聞いて、そのまま信じました。

無事に帰ってきたチャンソン

その時、みんなが死んだと思っていたチャンソンがデルーナに到着しました。

マンウォルはチャンソンの胸に手を当て、心拍を確認してからやっと生きていることを知り、チヒョンジュンに怒りました。

幽霊になってきたか、と思ったのですよね

救急車で運ばれたのは、チャンソンともみ合って大けがをしたソルジウォンでした。

チャンソンは「ソルジウォンに会いに行く前、予めパクヨンス刑事に知らせたおかげで無事だった」と伝えました。

チャンソンの届け出で出動した警察により、ソルジウォンはその場で逮捕されました。

帰宅中のチャンソンは、警察からソルジウォンが飛び降り騒ぎを起こしていると聞きます。

連絡を受けたチャンソンは、すぐにソルジウォンが入院している病院を訪ねました。

ソルジウォンは、チャンソンに「あなたと会った後、僕の人生が壊れた」と言い、チャンソンを恨みました。

それを聞いたチャンソンは「それは、すべてあなたが犯した仕業のせいだ」と、一喝します。

すると、ソルジウォンはチャンソンの目の前で身を投げました。

その後、死んだソルジウォンは怨霊として現れます。

マンウォルは、幽霊になったソルジウォンを粉にしてしまおうとしました。

しかし、彼を取り巻く人々の呪いは、ソルジウォンの消滅を妨げました。

マンウォルは逃げてしまったソルジウォンが、チャンソンを傷つけるのではないかと心配して、使者を訪ねました。

マンウォルは使者に「悪鬼になったソルジウォンを連れてきてほしい」と、頼みます。

すると使者は、怨霊になったソルジウォンを捕らえる代わりに、自分が連れて来られなかった亡者を連れてきてほしい」と、マンウォルに取り引きを提案しました。

その亡者はある漢方医夫婦の息子でした。

漢方医夫婦と息子

その後、マンウォルはチャンソンとともに漢方医院に向かいました。

漢方医とその妻はまるで老夫婦のように見えましたが、彼らの息子は幼かったです。

その理由は、夫婦が他人の生命線手相を繋いで、自分の病気の息子を延命させていたからです。

しかし、この夫婦が繋いだのは自分たちの生命であり、息子さえ生き返らせることができれば問題ありませんでした。

漢方医はチャンソンに「いい手相ですね。生命線も長いし。あなたの生命線を1センチだけ切ってほしい。生命線を売れば5千万ウォン差し上げます」と言って、チャンソンの生命線を買い、息子をもう少し生かしておこうとしました。

しかしマンウォルは息子に会って「あなたは両親が急にたくさん老けたことは分かっているでしょう? そこに続けて付けたのは、両親の命です」と、説明します。

その言葉を聞いた息子は「僕が死んだら両親がもっとつらいだろう」と言いました。

しかし息子は、残る両親を心配しながらも、自分の死を選びました。

息子が死を迎えると、漢方医夫婦は嗚咽します。

マンウォルは、自分があの世へ行った後の両親を心配する息子の姿から、自分とチャンソンの別れを想像して心を痛めるのでした。

ホタルの正体

そんな中、月齢樹の前に立っているマゴ神と使者の姿が描かれました。

二人は満開の花を見て「マンウォルもあの世に行ける」と言います。

マゴ神は「私と一緒に行っていたあの世から帰って来て本当に長い間堪えた」と、過去を回想しました。

そしてホタルを見ながら「あなたももう行かなくちゃ」と言うのです。

実は、過去にコチョンミョンがマンウォルを裏切った理由は、マンウォルを生かすためでした。

その後、コチョンミョンはマンウォルとの約束を守るため、ホタルの姿でデルーナに滞在しながら、彼女をそばで守っていたのです。

最後にマゴ神は「チャンソンが受ける対価を、マンウォルはまだ知らない。知ったら悲しく怖くなるだろうに」と、心配しました。

月齢樹の花が散る

恋人ベロニカの葬儀を終えて帰ってきたサンチェス。

ベロニカがまだデルーナにいると思っていたサンチェスは、チャンソンに「彼女が好きだったピザを渡すことができるか?」と、聞きました。

サンチェスの頼みを受けたチャンソンは、ベロニカはもういないのに、調子を合わせ嘘を言おうとしました。

すると、マンウォルがチャンソンを阻みます。

マンウォルはチャンソンに「病気の息子の生命線を受け継ぐ親も、死んだ彼女のピザを焼いてあげるサンチェスもみな見苦しい。

見ているとあまりにもじめじめして腹が立つ。クチャンソン、あなたは絶対にそんなことしないで」と、怒りました。

これに対し、チャンソンは

「なぜ僕はそうしないと思うの?手放したくないし、送りたくもないし、会えないと思ったらおかしくなりそうだけど。どうやって僕に大丈夫と言うのか!」

と、答えて席を立ちました。

一人残ったマンウォルは、自分の心の中に恐怖が生じ、別れが遠くないことに気づきました。

続いてマンウォルはサンチェスを慰めてきたチャンソンに「花が散っている」と言い「その時、あなたがここで幽霊を見て怖がったのに今日は私がそうだ」と言います。

その言葉を聞いたチャンソンは「完全に自分の役目として負う。僕を置いて行く時、恐れないでほしい。これが、か弱い人間である僕が全力を尽くして今持っている愛です」と答えました。

マンウォルは「消えてしまう花びらだけが残るのはとても悲しいから」と自分の心を伝え、二人はキスをしました。

月の光が彼らを美しく照らしていましたが、月齢樹の花がマンウォルの涙とともに見事に落花しました。

感想とみんなの口コミ

12話で、マンウォルは自分たちの生命線だけでなく、巨額を払って他人の生命線を買い入れて息子を生かす漢方医夫婦、そしてベロニカを忘れられないサンチェスを見て’生き残った者’の苦痛を知りました。

つまり、マゴ神が言った”自分のせいで、チャンソンが払う不当な対価”だと気づいたのです。

さらに、コチョンミョンに復讐して消滅させようとしたマンウォルの計画も、完全に食い違っていたのです。

その理由は、コチョンミョンは生まれ変わりではなく、昔からホタルの姿で、マンウォルのそばに住み続けたからです。

また、マンウォルはコチョンミョンの生まれ変わりに会って、復讐するために千年以上待ってきました。

しかし、そんなコチョンミョンが自分のそばにずっと留まっていたという事実を知れば、複雑な気持ちになることでしょう。

こちらには、他の視聴者の口コミをまとめてみました。

一緒に見てみましょう!

https://twitter.com/naemam_mine/status/1332603431731699717?s=20

和訳
悲しくて切ない複雑な心を抑えるために。 マンウォルにあげるかんざしを握ったコチョンミョンの拳に血が流れる
こんなに大変だったのに、マンウォルは見れなかったね

マンウォルを守るために、彼女を裏切らねばならなかったコチョンミョン。

彼がホタルの姿で、マンウォルのそばを守っていたということがとても美しくて、悲しく感じました。

https://twitter.com/970813in/status/1172772098109915136?s=20

和訳
12話のエンディングはとても素敵だった。悲しくて。ㅠ
チャンソンとの別れを予感したマンウォルと、散る花びらがとても記憶に残るエンディングでした。

まとめ

別れを予感したマンウォルと、チャンソンの切ないキスエンディングが繰り広げられました。

絵のように美しいキスでしたが、その上に落ちていた月齢樹の花が別れを仄めかしました。

果たして、マンウォルとチャンソンがハッピーエンドを迎えられるか、楽しみですね❣

ホテルデルーナ13話のあらすじと感想はこちら。