『麗花萌ゆる8人の皇子たち』で皇帝に仕える者として出てきたチェジモンはタイムスリップしたハジンのことを知っている謎の人物でした。
そのチェジモンを演じたのはキム・ソンギュンです。
チェジモンの名シーンからキム・ソンギュンがどのような俳優さんなのかを調べてみました。
ユニークな彼の経歴や芸能界の交友関係もご紹介します。
なおこちらの記事では、キャスト一覧をまとめていますので併せてお読みください。 ➡︎ 麗花萌ゆる8人の皇子たちキャストまとめ!出演コメントや画像も紹介
目次
麗花萌ゆる8人の皇子たちのチェジモンはどんなキャラ?
引用:https://kandera.jp/sp/rei/sp/cast.html
司天供奉(サチョンコンボン)という天文学や易学などを担当する官職についています。
皇帝に仕え信頼され様々な進言(アドバイス)をする立場です。
チェジモンのキャラは皇帝に忠実でありながらも博識でもの言いが変わっていて個性的で面白い人物です。
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SNSでも気になるキャラとか、可愛いとかいう声がありました♪
皇子たちとも仲が良く彼らは小さい頃からチェジモンの話を聞くのが大好きでした。
未来のことまで予言するのです。
正胤(チョンユン)ワンム皇子(キム・サノ)にも仕えワンソ皇子(イ・ジュンギ)に対しても最初から力になっていました。
ワンソが松嶽(そんあく)に留まる事ができたのも、チェジモンの星のお告げのおかげでした。
味方の少ないワンソにとって頼りになる存在だったのです!
そして彼には一つの秘密がありました。
5才の頃タイムスリップして千年後の世界を見ていたのです。
「飛行機やビルなどを見た」と言っていました。
第一話での姿は浮浪者のような姿でコハジン(IU)と会っていましたね。
「人生は簡単には変えられない」がキーワードでしょうか?
出会った時も再会した時も、チェジモンにヘスはそう言われました。
ということはチェジモンは現代と高麗の時代を行き来出来るということですね。
また最終回では現代に戻ったコハジンと会っていました。
道先案内人のような存在で皇帝だけではなくヘスにも、ワンソや皇子たちにも進言していましたね。
それぞれに親身になってくれるチェジモンの存在はドラマのなかでは癒やしでした。
ヘスには「運命に従うように」と言いました。
また「ワンソ皇子と婚姻することはできない」と言ったのもチェジモンでしたね。
チェジモンにはモデルがいた!
日本の視聴者にはあまり聞き覚えの無い名前ですが、チェジモン최지몽は実在の人物です。
신라(新羅)남해도(南海道)の出身で本名 はチョンジン총진です。 907年の生まれです。
5歳の頃から学問を始め10歳にして高麗の偉大な学者を師としてあらゆる経書や史書を読み哲学・天文学・易術などを広く学んだということです。
特に天文学と易学に関しては天才と言われてました!
豪族の子孫ですが性格は非常に穏やかだったと記録されています。
太祖が見た夢を三韓を統一することになる前兆であると占います。
そのことで太祖に賞賛を受けてチェ・ジモンという名前を得たのです。
その後まさしく太祖により三韓統一がなされるのですから驚きです!
ドラマのなかで「そこまで!?」というくらい皇帝がチェジモンの言うことを信じていましたが、そのような背景のある天才だったのですね。
チェジモンの名シーンは?
名シーンは最終回です。
「どうしても行くのか」と聞くワンソ皇帝に「あの方が恋しくて」と答えるチェジモン。
あの方とはワンム前皇帝のことです。
「約束が違う。皇帝に仕えると言った」とワンソが引き止めても「私の皇帝は一人だけ」と言うのです。
ワンム前皇帝とチェジモンは幼馴染であり親友でその絆はとても深いものでした。
「ヘスはこの世の人ではないかも。思い続けるとわたしのようになる」とワンソに言い残します。
歩いて皇宮の門を出ていくチェジモン。
その言葉にワンソはヘスとの日々を振り返ります。
そして時が流れ・・。
現代でチェジモンはコハジンと出会います。
デパートの化粧品売場で仕事をしているコハジンのところへ、高麗時代のイベントで来ていた学芸員の姿でした。
「コ氏は高麗の時代、へ氏だった」と言います。
へぇ!ですね。
ということはコ・ハジンの先祖だったのでしょうか?ヘ・スは。
「全ては定め」というチェジモンです。
バラのオイルクリームの話をすると突然ワン・ソの声がきこえるコハジン。
展示された絵を見て思い出す・・。
ソの面影。
夢じゃない、と確信しました!
過ごした日々を思い出します。
「決してお前を離さない。」というワンソの声が響きます。
「一人にしてごめんなさい。」とワンソの肖像画を見てコハジンは涙を流します。
ヘスがワンソのことを思い出すこの素晴らしいシーンのきっかけを与えたのもチェジモンでしたね!
チェジモン役を演じたのはキム・ソンギュン!
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生年月日 :1980年5月23日(旧暦)
出身地 :大邱市
身長 :178cm
血液型 :A型
デビューのきっかけ
キム・ソンギュンは高校時代にサークル活動として演劇部に入部しました。
演技に面白みを感じた彼はその後、劇団に入り本格的に演技者としての夢を育て始めますがすぐに舞台に立つことはできませんでした。
舞台設置や照明などの裏方として仕事を始めたそうです。
そしてようやく韓国の有名な漫画家カンプルの「純情漫画」を演劇化した作品に出演しました。
約3年間1つの作品を演じたことにより演技力が磨かれました。
幅広い演技力は舞台で鍛えられたものだったんですね!
家族のために演技ではなくてもお金になることをしなければと考えていた頃「犯罪との戦争」のオーディションに参加することになり、映画界にデビューしたのです。
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32才での映画デビューだったのですね。
続けて「隣人」に出演し観客に強烈な印象を与えました。
この二つの作品で様々な映画賞で新人賞6冠を手にして映画界で脚光を浴びることになります。
「ファイ 悪魔に育てられた少年」(2013)でも鳥肌が立つほどの悪役の演技を披露し、犯罪者としてのイメージを固めたのでした。
幅広い活躍
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不気味な連続殺人鬼などアクの強い役を主に演じてきましたが13年に「応答せよ1994」で老けた二十歳の大学生サムチョンポ役で大ブレイクしました。
この時は33才でした。
日本の視聴者からすると、このドラマで知った人が多いのではないでしょうか?
コメディな演技が得意な俳優さんかと思いきや、悪役で名をはせていた方なんですね!
続く「恋のスケッチ~応答せよ1988」では高校生のお父さん役という逆に老けたメイクでした。
気づかなかったという視聴者も多かったですね!35才での出演でした。
その他の出演作は「シークレット・ミッション 」(13)「群盗」(14)など多くあります。
熱血司祭(19)ではヘタレ刑事を好演しました。
キムナンギルとのコンビは最高に良かったです。
無表情の時は粗悪で強い印象ですが笑うと素朴な印象になるキム・ソンギュン。
平凡な人物から背筋が凍るような悪役まで、幅広く自然に演じることができる俳優さんです。
気になるプライベートは?
キム・ソンギュンは結婚しているのでしょうか?
2010年に大学の同期の舞台女優と授かり婚しています。
息子が二人、娘が一人います。
長男は映画「悪いやつら」にチェ・ミンシクの孫として登場しているそうです。
また映画「577プロジェクト」でも親子共演を果たしているそうです。
息子さんも両親の影響で演技者になりそうですね!
またプライベートの芸能人の友達関係も調べてみました。
2019年に日本でも公開された映画「明堂」(ミョンダン)邦題風水師でも共演しているチョ・スンウは同じ1980年生まれです。
チョ・スンウが早生まれなのでキム・ソンギュンがチョ・スンウを「兄さん」と呼んで慕っていてとても仲が良いそうです。
友達はカン・ドンウォン
キム・デミョン
が仲が良いということです。
豪華な顔ぶれですね!
『花萌ゆる8人の皇子たち』チェジモンを演じたのはキム・ソンギュンまとめ
チェジモンは、現代でも高麗の時代でもハジン(ヘ・ス)と出会った唯一の人物でした。
歴史に残る人物像はまさしく現代からタイムスリップしたように思いましたね。
キム・ソンジュンの演技で魅力的が倍増したと思います。
キム・ソンジュンの今後の作品もぜひ楽しみに待ちましょう。