ヤン・ギョンウォンの年収は日本円でいくら？考察してみた

韓国ドラマ『愛の不時着』（2019）のピョ・チス役で一躍注目を集めたヤン・ギョンウォン。

『ヴィンチェンツォ』（2021）や『サムダルリへようこそ』（2023）などでの助演や、ミュージカル俳優としての実績で知られる彼ですが、年収に関する公式情報は公開されていません。特に、CM契約やインフルエンサー活動は韓国俳優の収入に大きく影響しますが、彼の活動は限定的との指摘もあります。

本記事では、韓国サイト（Naver、Daum）、SNS（X、Instagram）、芸能界のギャラ事情を基に、ヤン・ギョンウォンの年収を考察します。

ヤン・ギョンウォンの活動

ヤン・ギョンウォン（1981年8月1日生まれ、ソウル出身）は、建築学を学んだ後、会社員を経て2007年にミュージカル『ギリシャ』で俳優デビュー。2019年の『愛の不時着』でブレイクし、以降、以下のような作品に出演：

• ドラマ：『アスダル年代記』（2019）、『愛の不時着』（2019）、『ヴィンチェンツォ』（2021）、『ビッグマウス』（2022）、『サムダルリへようこそ』（2023）
• 映画：『タチャ ワン・アイド・ジャック』（2019）
• ミュージカル：『オペラ座の怪人』、『マンマ・ミーア！』など
• その他：『覆面歌王』（2020）、オンラインファンミーティング（2020）

所属事務所はHISTORY D&C（ソン・ジュンギ、キム・スヒョン所属）。

Instagram（@kyungwon_yang）のフォロワー数は約20万人（2025年5月時点）で、ファンとの交流が活発です。彼のキャリアは助演中心で、トップスター（例：ヒョンビン、年収推定50億ウォン以上）に比べ知名度は中堅レベルです。

韓国俳優のギャラ事情

韓国芸能界の収入は、ドラマ・映画出演料、CM契約、イベント、インフルエンサー活動などに依存します。以下は一般的な相場：

• ドラマ出演料：
  トップ俳優は1話あたり1億～2億ウォン（約950万～1900万円）
  中堅俳優は1000万～5000万ウォン（約95万～475万円）
  助演俳優は100万～1000万ウォン（約9.5万～95万円）
• CM契約：
  トップ俳優は1本あたり5億～10億ウォン（約4750万～9500万円）
  中堅俳優は5000万～2億ウォン（約475万～1900万円）
• ミュージカル：
  公演1回あたり50万～200万ウォン（約4.7万～19万円）
  トップスター以外は年収への寄与は限定的
• インフルエンサー活動：
  Instagramフォロワー10万～50万人の場合、1投稿あたり50万～200万ウォン（約4.7万～19万円）が相場。

年収を推測

ヤン・ギョンウォンは助演中心の中堅俳優で、CMやインフルエンサー活動は限定的です。以下に、収入源ごとの推定を行います。

ドラマ出演料

ヤン・ギョンウォンは『愛の不時着』（16話）、『ヴィンチェンツォ』（20話）、『ビッグマウス』（16話）、『サムダルリへようこそ』（16話）などで重要な助演役を務めました。助演俳優の1話あたりギャラを100万～500万ウォンと仮定すると：

1本のドラマは大体16～20話 で １話あたり100万～500万ウォン なので、１つのドラマへの出演で 1600万～1億ウォン日本円で約152万～950万円くらいの報酬だと想定できます。

年間推定：

2020年以降、年1～2本のドラマ出演と仮定すると、ヤン・ギョンウォンの年間のドラマ出演料は、3000万～2億ウォン（約285万～1900万円）くらいではないでしょうか。

CM契約

調査によると、ヤン・ギョンウォンのCM出演は限定的で、2020年～2023年に化粧品や食品関連のローカルブランドのCMに出演した可能性がXやNaverブログで指摘されています。ただし、大手ブランド（例：Laneige、Samsung）の広告モデル情報はなく、中小規模の契約が中心と考えられます。

• 契約数：年1～2本（推定）。中堅俳優のCM1本あたりギャラ（5000万～1億ウォン）を基に、年間5000万～2億ウォン（約475万～1900万円）だと仮定します。
• 現状：ただし、『愛の不時着』の人気でCMオファーが増えた可能性はあるものの、トップ俳優のような高額契約や頻繁な出演は見られず、助演イメージ（「親しみやすい脇役」）がハイブランドよりローカルブランドに適していると判断されて、なかなか大手のCM参加はなさそうです。

インフルエンサー活動

ヤン・ギョンウォンのInstagram（フォロワー約20万人）では、ドラマの舞台裏や日常の投稿が中心。明確なスポンサー投稿（#ad、#PR）は少なく、2023年～2024年にカフェやアパレルブランドのタグを含む投稿が散見されるものの、商業的PRよりファンサービスが主目的に見えます。

• 投稿単価：フォロワー20万人で1投稿50万～100万ウォン（約4.7万～9.5万円）。年5～10件の案件と仮定すると、500万～1000万ウォン（約47.5万～95万円）。
• 限定的な影響力：トップインフルエンサー（例：ソン・ジア、475万フォロワー、1投稿10万いいね超）に比べ、ヤン・ギョンウォンのSNSはエンゲージメントが控えめで、インフルエンサーとしての戦略的ブランディングは弱い。

ミュージカルとイベント

ミュージカル出演はコロナ禍やドラマ人気で減少傾向。公演1回あたり50万～200万ウォンで、年10～20公演と仮定すると、500万～4000万ウォン（約47.5万～380万円）。『覆面歌王』やファンミーティング（2020年開催実績）で、1回あたり数百万～1000万ウォンのギャラが加算される可能性もありますが、毎年行っているわけではなさそうです。

ヤン・ギョンウォンの年収を推定

CMの数やドラマ情報など調べた範囲でヤン・ギョンウォンの年収を推定してみました！

控えめシナリオの内訳は、ドラマ（3000万ウォン）＋CM（0本、0ウォン）＋インフルエンサー（500万ウォン）＋ミュージカル・イベント（1000万ウォン）= 合計は約4500万ウォン（約427万円）です。

標準シナリオの内訳は、ドラマ（1億ウォン）＋CM（1本、1億ウォン）＋インフルエンサー（700万ウォン）＋ミュージカル・イベント（2000万ウォン）= 約2億7000万ウォン（約2565万円）です。

楽観シナリオ：ドラマ（2億ウォン）＋CM（2本、2億ウォン）＋インフルエンサー（1000万ウォン）＋ミュージカル・イベント（4000万ウォン）= 約5億ウォン（約4750万円）です。

ただ、ヤン・ギョンウォンの助演中心のキャリア、限定的なCM・インフルエンサー活動を考慮すると、標準シナリオの2億～3億ウォン（約1900万～2850万円）が現実的ではないかと思います。CMは年1本程度、インフルエンサー収入は全体の5％未満と推定。トップ俳優（例：キム・スヒョン、年収50億ウォン以上）に比べると、収入は10分の1程度です。

まだまだ増える可能性も

• CMの増加：主演作やグローバルなドラマ出演が増えれば、大手ブランドのCMオファーが増える可能性もあります。『愛の不時着』のNetflix人気を活用した日本・アジア向けCMも期待したいですね。
• インフルエンサー強化：事務所がSNS戦略を強化（例：ファッションやライフスタイルのPR投稿）すれば、インフルエンサー収入が年2000万ウォン以上に成長する余地あり。
• キャリアの進化：主演級へのステップアップが、年収を5億ウォン以上（約4750万円）に押し上げるカギ。

まとめ

ヤン・ギョンウォンの推定年収は、2億～3億ウォン（約1900万～2850万円）でした。

ドラマ出演料が主な収入源（約50～60％）で、CM（30～40％）とインフルエンサー活動（5％未満）は限定的。

ミュージカルやイベントも補完的な収入源です。韓国芸能界の平均俳優年収（620万ウォン）を大きく上回るものの、トップ層とは大きな差があります。

今後、主演作やCM契約の増加、SNSの戦略的活用次第で、年収はさらに上昇する可能性があります。

参考情報

• 韓国俳優のギャラ事情：K-Journal（2024年10月）、GOETHE（2023年10月）
• ヤン・ギョンウォンのCM・SNS動向：Xファン投稿（2024年5月～2025年5月）、Naverブログ
• 韓国芸能人の年収格差：ハリュー（2024年5月）

注：本記事は公開情報と推測に基づく考察であり、実際の年収とは異なる可能性があります。