前回の話では、マンウォルがチャンソンからコチョンミョンの気配を感じる場面で終わりました。
今回ご紹介する14話では、マンウォルがコチョンミョンに対する誤解を解き、彼をあの世へ見送る姿が描かれました。
マンウォルは、1300年という長い期間に積み重なってきた、コチョンミョンに対する誤解をどうやって解くことができたのでしょうか?
早速、韓国ドラマ『ホテルデルーナ』14話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介しますね!
13話のあらすじと感想がまだの方は、こちらをお読みください。
目次
あらすじネタバレ
画像引用元:ホテルデルーナ公式サイトより作成
マンウォルは、チャンソンが無事に三途の川から出たのを見て、安堵し彼を抱きしめました。
しかしその時、チャンソンからコチョンミョンの気配を感じたマンウォルは、チャンソンがコチョンミョンかも知れないと疑ったのです。
三途の川で道に迷っていたチャンソンは、コチョンミョン(ホタル)のおかげでトンネルを抜けることができました。
その時、チャンソンを心配していたキムソンビ、チェソヒが彼に向かって走ってきました。
それでもマンウォルは依然として、チャンソンに対する敵対心を示し、先にデルーナに帰っていきました。
自分がどうやって三途の川から出てきたのか、全然覚えていないチャンソンのもとにマンウォルが訪れます。
マンウォルはチャンソンの心臓に手を当て「あなたは確かに、クチャンソンなのに」と、複雑な心境をあらわにしました。
続いて、マンウォルはチャンソンが見るという夢について聞きました。
チャンソンは「チョンミョンという男が一人で、湖畔であなたを待っていた」と言い、彼は月形かんざしを持っていたと伝えるのです。
チャンソンの話を聞いたマンウォルは、その夢がチャンソンの覚えていない彼の前世かもしれないと思って、恐れました。
月形のかんざし
マゴ神は、チャンソンのことで混乱するマンウォルのもとに来ました。
マゴ神はマンウォルに「あなたはすでに彼に会っているのだから、回避できない。彼はもうあなたのそばに来ている。ようやくこれを伝えることができた」と言い、過去コチョンミョンが残したかんざしのことを伝えます。
マゴ神が伝えたかんざしを確認したマンウォルは、チャンソンが夢で見たという月形のかんざしの話を思い出しました。
そしてマンウォルは「クチャンソンか。クチャンソンがあの人だったのか!」と、聞きました。
するとマゴ神は「クチャンソンと見て、救われるか。コチョンミョンと見て、消滅するか。それはあなたの選択だ」と答えます。
チャンソンがコチョンミョンだと確信したマンウォルは、彼を殺す想像までしました。
しかしマンウォルは、自分がチャンソンを殺せないという事実を知っていました。
それでマンウォルは、ソルジウォンにマゴ神から受けた自分の恨みが込められたかんざしを渡し「悪鬼になれ」と、伝えます。
マンウォルがソルジウォンにかんざしを与えた理由はただ一つでした。
ソルジウォンが怨念深いかんざしをもってチャンソンを殺せば、マンウォルも消滅するに違いなかったからです。
惨憺たる最後を迎えるソルジウォン
マンウォルが何か誤解をしていると思ったチャンソンは、マゴ神を訪ね「僕が本当にマンウォルが憎んでいるやつか?」と尋ねました。
するとマゴ神は「その者は、ここにいる」と、ホタルを見せました。
続いて「ホタルが月の宿の最初の客だ」と言い「マンウォルがソルジウォンに渡したしたかんざしを探してこそ、彼女の消滅を防ぐことができる」と伝えます。
その話を聞いた、チャンソンはソルジウォンを訪れました。
チャンソンはソルジウォンに「マンウォルが渡したかんざしを返してほしい」と言いました。
しかし、ソルジウォンは「どんな方法で?その前にお前は死ぬだろう」と言って、チャンソンを攻撃し始めるのでした。
チャンソンは「僕は月が出るまで待っていたのだ。月が昇ると、その月が刻んだかんざしを持つ者が怪我をする」と、話しました。
その時、チャンソンの言葉どおり月が昇りました。
それを見たソルジウォンは、かんざしを投げ捨てるのです。
その瞬間、デルーナの社員や使者が現れ、ソルジウォンをデルーナに連れて行きます。
その後、彼は自分が殺した被害者たちによって、惨憺たる最後を迎えました。
そして、無事かんざしを手に入れたチャンソンは、消滅の危機に瀕したマンウォルを救うことができました。
その事実を知ったマゴ神が、再びマンウォルの前に現れます。
マンウォルは自暴自棄な心情で、マゴ神に「自分を消滅させてほしい」と頼みます。
ところがその時、チャンソンが現れました。
チャンソンは、ソルジウォンから手に入れたかんざしをマンウォルに渡し「あなたはこれ以上消滅する理由がない」と、伝えました。
人間に害を加えると消滅しますが、チャンソンが無事に戻ったので消滅になるか否かは結局、マンウォルに手にかかっていたのです。
チャンソンを害すれば、自分の心に積もっていた恨みが晴れて、自分も消滅しますが、マンウォルはついにチャンソンを害することが出来ませんでした。
コチョンミョンの過去を知ったマンウォル
そんな中、マンウォルは自分と前世で結ばれたパクヨンスとイミラをデルーナに招待しました。
デルーナに到着したパクヨンスとイミラは、キムソンビが作ってくれた前世を思い出させるカクテルを飲みます。
それでマンウォルは、二人を介して自分が知らなかったコチョンミョンの過去を知るようになりました。
過去、コチョンミョンはマンウォルを裏切ってはいないのでした。
ソンファ姫は、コチョンミョンに「父親が反乱勢力を皆殺そうとしている」と、伝えました。
そして、彼がマンウォル一味を連れて来なければ、彼に従う人々や村人まで、数百人が死ぬと付け加えたのです。
その後、コチョンミョンはヨヌにその事情を話しました。
その言葉を聞いたヨヌは「マンウォルを助け、お前は裏切り者として生きなさい」と、コチョンミョンに口止めしました。
過去を知ったマンウォルは、コチョンミョンがヨヌとの約束のために、自分を裏切ったことにした、という事実を知ります。
その時マゴ神が現れ、マンウォルに「マンウォルの最初の客はコチョンミョンだった」と伝えました。
続いて「ここで罪の償いをしたのはあなただけではない。あなたは一度もその名前を口にしなかったよ。名前を呼べば姿を現すだろう」と話しました。
それを聞いたマンウォルは「ずっとここにいたの?コチョンミョン」と、叫びました。
その瞬間、マンウォルの前にコチョンミョンが現れるのでした。
千年ぶりに会った二人は、黙ってお互いを見つめました。
彼を見て、涙を流したマンウォルは「あなたは最後の瞬間に私を見守ると言った。私が月齢樹につながれて怨念に満ちている間、あなたはその言葉に縛られて去ることができなかったんだ」と言いました。
するとコチョンミョンは「これが本当に僕たちの最後だね」と、悲しみます。
コチョンミョンの姿が消えると、マンウォルが手にしていたかんざしも同時に消滅しました。
そして、再びホタルに戻ったコチョンミョンは、マゴ神の手にいました。
マゴ神はマンウォルに「コチョンミョンがあの世まで行く力がなく消滅するだろう」と言い「そうならないように送るのがあなたの最後の罪だ」と、語ります。
マンウォルは、ホタルになったコチョンミョンの最後を見送るため、一緒にあの世に行く車に乗りました。
その姿を見たチャンソンは「帰ってくるんですよね?」と聞き、マンウォルを捕まえました。
するとマンウォルは「待ってて」と答えました。
しかし、一か月が経ってもマンウォルは帰って来ませんでした。
彼女を待っていたチャンソンは「少し不安になる」と、独り言を言いながら、涙を流しました。
これまでマンウォルに崩れる姿を見せなかったチャンソンが、初めて涙を流した瞬間でした。
マンウォルは本当にこのまま帰って来ないのでしょうか?
その瞬間「花はすべて消えなかった。残っているものがある」と言う、マゴ神の声とともに、コチョンミョンとともにあの世に行ったマンウォルが、彼の差し出した手を断る姿が描かれました。
感想とみんなの口コミ
14話では、チャンソン役を演じたヨジングが、これまで堪えていた感情を全て込め、泣き崩れる姿を見せました。
そんな彼の演技は、こころが苦しいほど悲しそうに見えました。
これまでマンウォルを慰めながら、強い男の愛を見せてくれた彼の涙だったから、さらに悲しく感じられたと思います。
こちらには、他の視聴者たちの口コミをまとめてみました。
一緒に見てみましょう!
5화. 잎이 난 월령수. 나를 보낼 땐 쓸쓸해하지마. 만월과 찬성이.
14화. 잎이 모두 떨어진 월령수. 기다리고 있어. 혼자 남은 찬성이.
이런 대비 너무 좋아#여진구 #구찬성 #호텔델루나 #HotelDeLuna pic.twitter.com/vd9fP9ItuV
— 사이다콜라 (@cidercora) August 27, 2019
これは5話と14話の中で、月齢樹の前にいるチャンソンの姿を比較したものですね。
チャンソンを一人にしてコチョンミョンを見送りに行ったマンウォルは、彼のもとに戻ってくるのでしょうか?
https://twitter.com/naemam_mine/status/1335808869986041861?s=20
マンウォルと最後の挨拶を交わしながら、涙を流すチョンミョンの姿があまりにも悲しく見えました。
二人の別れは悲しかったですが、こうなったならマンウォルが一日でも早くチャンソンのもとに戻ってほしいですね。
まとめ
14話では、これまで明らかにされていなかったコチョンミョンの過去の事がらがすべて明らかになりました。
そして最後の場面で、マゴ神がチャンソンに言った通り、マンウォルはあの世に行く橋の前でコチョンミョンが差し出した手を握らずに背を向けました。
そんな中、チャンソンはマンウォルを待ちながら、嗚咽する姿で2人の再会に期待感を加えたエンディングでした。
ホテルデルーナ15話はこちらです。
5話。葉が生えた月齢樹。私を送る時は寂しがらないで。 マンウォルとチャンソン。
14話。葉が全部落ちた月齢樹。待ってて。一人残ったチャンソン。
こういう対比すごくいい。