『麗花萌ゆる8人の皇子たち』の皇子には、それぞれの魅力があります。
今回は第9皇子ワン・ウォンにスポットを当てました。
皇子たちの中では影が薄いウォン役を演じたのはユン・ソヌでした。
麗花萌ゆる8人の皇子たちにおける第9皇子ワン・ウォンはどんな人物なのでしょう。
そして演じたユンソヌはどんな俳優さんなのか、詳しくご紹介していきます。
なおこちらの記事では、キャスト一覧をまとめていますので併せてお読みください。 ➡︎ 麗花萌ゆる8人の皇子たちキャストまとめ!出演コメントや画像も紹介
目次
麗花萌ゆる8人の皇子たち第9皇子ワン・ウォンはどんな皇子?
引用:麗公式サイト
ナルシスト皇子という肩書です!
お調子者で長いものに巻かれる人物という説明もあります。
ウォンはどのような皇子だったのか、シーンを振り返り見ていきましょう。
ウォンの性格は?
ウォンの性格を出たきたシーンごとに探ってみました。
12話
「第二婦人までいるが名前も覚えていない」と言っていました。
女性にも誠実ではないようです。
スにたいしても好意的な皇子が多いなか何の関心も持ちませんでした。
20話
茶美園でウォンがチェリョンに言いました。
「鏡を作る水銀を調達した。届いたか?」
「はい、届きました」とチェリョンは答えました。
不敵な笑みを浮かべるウォン。
まさかこの時は、チェリョンとウォンの関係がその昔からの主従関係だったとは思いもよりませんでした…。
21話
復活したヨ。
ウォンはム皇帝(正胤)を溺れさせたヨ側についていました。
立ち位置としてはヨの側に立っていることが多かったですね。
ム皇帝が水銀中毒であったことがわかります。
ココから少しウォンの出番が増えます。
犯人はム皇帝の世話をしていたスだというのです。スを脅すことでソを牽制しました。そしてウォンの背後にはウクがいました。
ウクがソに「私たちはあがくしかない。それが皇位を逃した皇子の宿命だ。守るには服従するしかない」というシーンがありますが、まさに言いなりになるしかないのがウォンの立場です。
26話
チェリョンはウォンから「まだやることがあるから茶美園に残れ」と言われ「いっそ私をもらってください」と頼みます。
しかし「まだだ」と言うと、ウォンは去ってしまいます。
27話
明らかになるウォンの罪。
ソ皇帝はウォンに問い詰めます。
「ウクのところにいたチェリョンは元々ウォン、お前のところにいた奴婢だった。ム皇帝の湯に水銀をいれたのもお前だ。あの者を茶美園にいれたのもウクとお前だ。」
しらばっくれるウォン。
しかし「銀をごまかしただけでも釜茹での刑だ」とジモンに言われるとすぐに罪を認め、「私はウク皇子とヨ先皇帝に命じられただけだ」と言い逃れしました。
小者感出してます!
チェリョンはソ皇帝の命令で殴り殺されました。
ウォンはチェリョンが死んだ事をスに告げられた時「そうか」と言ってました。
そして「皇帝の妾だから」とスをバカにしました。
その後もウクとつるんで、共にペガを排除しようと仕向けたのでした。
しかし、ウクの手下なのかと思いきやウォンはウクを陥れました。ウクが皇帝に献上する鷹を死なせたのです。そして謀反の罪を着せました。
チェリョンとの関係
チェリョンは幼い頃から物乞いをしていました。
偶然に籠で通りかかったウォンは、チェリョンの必死な姿に(幼いのに根性がある)と銀を恵みます。
そしてチェリョンはウォンの家の奴婢となりました。
ウォンはチェリョンに読み書きを教えました。
スがウクから漢字を教わった時と同じように、チェリョンもまたウォンを慕うのでした。
そのようなチェリョンの恋ごころを利用したと言えるでしょう。
ウォンには強固な後ろ盾もなく、皇宮で生き残るのが難しい立場でした。
そのことが彼を日和見にし、自分を守る盾となる人に従うしかない人生だったのではないでしょうか?
それにしてもウォンは男気もなくスやソに悪さをする悪役でしたね。
名シーン
最期
ウォンは「自分は皇帝の弟だ、御前で殺せ!」と叫んでいます。
「勝手に死ねというのか?」そういうウォンは髭がはえ、憔悴しています。
ウォンの前には自害するための毒が置かれているのでした。
そこにペガが現れます。
「死んだかどうか、確かめにきたか?」とウォンが言うとペガが答えます。「スの頼みです」と文を渡しました。
それは血で書かれたチェリョンのス宛ての文でした。
チェリョンの文にはこう書かれていました。
”私は去る時が来たようです。私はお慕いした方を裏切れなかった愚か者です。私は後悔していませんし、恨んでもいません。何事もやる価値があるかどうかは自分で決めることですから。”
「私をもらってください」というチェリョンや屋敷にいた頃、お茶を持ってきてくれたチェリョンの姿を思い浮かべるウォンです。
「ばかめ。なぜ、私を恨まない、なぜ・・」文を読んだウォンは涙を流しました。
最後にチェリョンの真心がウォンの心に響いたのがせめてもの救いでした。
史実のワン・ウォンはどんな人?
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歴史に残されたウォンはどのような人物なのでしょうか?
出自
母親は第九夫人で東陽院夫人庾氏で平山出身でした。
母方の父であるユグムビルは高麗時代初期の手柄を立てた武将であり、戦で手柄を立てて功臣とされました。
皇后の子ではなく功臣家から嫁いだ娘の子です。
この時代は皇位を継ぐ順番は母親が皇后(正室)で長子が継ぐとされていました。
なので正室以外だと継位の順番は下がり、第九夫人だと可能性はほとんどないようです。
ウォンの兄弟は兄がいましたが出家しています。
最期
ウォンの歴史の記載は少ないのです。
残っているのは光宗の王族静粛の際に謀反の罪で毒薬を盛られ自害させられたということです。
それはドラマでも描かれていましたね。
この時代は豪族らが力が強く、それを弱めるために光宗は奴婢開放令などを打ち出しました。
これらに反感を持つ豪族とウォンが反乱を企てたのかもしれません。
祖父は高麗初期の功労のある武将だったのですから、そこに豪族たちがワン・ウォンを担ぎ出す土台はあります。
最後はそのように光宗に殺されたのがウォンでした。
性格は気性が荒かったという高麗歴史の記載もあるようです。
だいたいが悪い評価が多いようです。
反逆者なので良く記録されるはずもなく事実かは分かりません。
本当に良からぬ者たちと交わり、光宗王を殺そうとしていたのか?それは歴史の謎ですね。
ワン・ウォンを演じたのはユン・ソヌ!
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ユンソヌ(윤선우)
【プロフィール】
本 名 :ユン・ミンス(윤민수)
生年月日 :1985年9月7日生
身長・体重:183cm・68kg
出 身 :ソウル特別市
学歴
試合大学生涯教育院演技学部
デビュー作
2003年 EBS特撮環境戦士ゼンタフォース
ヒョン・プン役
ゼンタフォース3兄弟の長男。吹きつける風の力で黄色のスーツのゼンタウィンドに変身する。
兵役
22歳の時入隊して済ませています。
所属
935エンターテインメント
デビューのきっかけ
高校在学当時演劇部に入り演技を本格的に開始しました。
そして2003年、特撮環境戦士ゼンタフォースでデビューしました。戦隊ものですね。当時子供たちの人気者となったようです。
その後劇団を運営し演劇を中心に活動して演技力を積んでいきました。
しかし認知度は低く運営は厳しかったそうです。
28歳の時に映画「7番房の奇跡」のちょい役で出演し、あのイケメンは?と注目されます。
しかしその後も劇団を続けますが事務所の問題やスランプが重なり、一旦俳優を辞めフランス留学に行く事を決めます。
先輩の中にフランスで喜劇学校を出た方がいたからです。
語学研修1年に学士・修士2年と取ってきた方がいて自分もそうしようと決心したそうです。
ところが渡仏1ヶ月前に受けたオーディションに合格したとの連絡が来たので、フランス留学を取りやめたという、ドラマのようなエピソードがあります!
ブレイク作品
それがKBS 2TV「TV小説ひたむきタンポポ」の主人公役でした。
そして続いた「夏よお願い」でも人気を博しました。
俳優としての目標は、着実に長い間演じることだそうです。
「一場面に出てきてもよく記憶されることができる、と信じて見ることができる俳優になりたいという気持ちがあります。焦らずゆったりとした心を持ってすすみたい」とインタビューに答えています。
その他出演作品
- ひと夏の奇跡(2017)ソン・ヨンジュン役
- 三十ですが十七です(2018)キム・ヒョンテ役
- どうしてプンサンさん(2019)ユ・フンマン役
- ストーブリーグ(2019)ペク・ヨンス役 このドラマでは車椅子に乗る障害者役でまた新たな姿を見せてくれました。
気になるプライベートは
ユンソヌの結婚や熱愛彼女の情報や噂についてです。
ユンソヌは結婚しておらず未婚です。調べましたが、今まで熱愛に関する報道や情報はありませんでした。
初恋は高校の時、塾に一緒に通っていた女子ということです。当時はチラチラ見て一言も語りかけなかったということです。
恋には奥手なのでしょうか?
第9皇子ワン・ウォン役について
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イケメン揃いの皇子のなかで目立たないのか、と思いきやこうしてみると本当に正統派イケメンですね♪
第9皇子ワン・ウォンについて演技に難しさはありませんでしたか?という問いに答えています。
ウォンというキャラクターは財物欲が強く、こちらについたかと思うとあちらにつく長いものに巻かれる俗物です。
自分自身とはかなり違うので、演じるのは難しかったです。
ウォン役は今まで演じたことのない役柄だったので、沢山悩みテンポやキャラ・アドリブを沢山用意しました。
現場ではイジュンギがリーダーシップをとり、ベッキョンが雰囲気を盛り上げホンジョンヒョンとカヌハヌル・ジスとナムジュヒョクが同じ年で仲が良くいつも一緒にいたということで和気あいあいとした雰囲気ですすみました。
ずる賢いキャラクターですが、視聴者にはあまり憎まずにかわいいなと思って見ていただけたらと幸せです。
また皇子たちは揃って登場するシーンが多かったので、自然と一緒に過ごす時間が長くすぐ仲良くなったのです。
本当に楽しく撮影されたのがわかりますね!
最終回放送後も麗チームで打上げ会をやったそうです。
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イ・ジュンギのインスタより。
ユンソヌのインスタはあるのか調べてみました。
ありました!
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インスタネームyoonsxx
インスタリンク先https://www.instagram.com/yoonsxx
可愛いりんごという名前の猫を飼っていますよ。
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インスタで見るユンソヌは自然で優しい表情にキュンとします♪
『麗花萌ゆる8人の皇子たち』第9皇子ワン・ウォンを演じたのはユン・ソヌ!まとめ
- ウォンは皇帝にはなれない皇子でお調子者の風見鶏
- 最期は謀反に加担して兄弟の光宗に毒殺された
- ユンソヌはウォンと正反対のコツコツ真面目人間
爽やかなビジュアルと、舞台で築かれた確かな演技力を持つユン・ソヌです。今後の活躍がますます楽しみですね!