今回ご紹介する最終話(16話)では、自分が消滅するということを直感したウヨが、イダムと別れを準備する姿が描かれました。
果たして彼らはどんな結末を迎えるのでしょうか?
早速、韓国ドラマ『九尾の狐とキケンな同居』最終話(16話)のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介しますね!
その前に15話がまだな方はこちらです。
目次
あらすじネタバレ
キャスト視聴率についてはこちらで紹介しています。
ウヨはイダムに”自分が人間になろうとしているようだ”と話そうとしました。
しかしその時、ガラス窓に映った自分の姿が次第にかすかに消えているのを見たウヨ。
彼は”そうじゃなかったんだな”と、自分がなくなっていることに気づきました。
そんな事実を知らないイダムはウヨに「こんな重要なタイミングでここ数日家を空けなければならないようです。もうすぐあるイダンのアーチェリーの試合のために、私が実家に帰って、イダンの世話をしなければならないので、数日実家に行ってきます」と伝えます。
ウヨは「行かないでください、僕もあなたが必要です」と言い「一時も離れたくない」と、付け加えました。
そしてウヨはイダムを実家に行かせないために、試合を控えているイダンを訪ねて、練習するのを手伝ってあげました。(ウヨは弓の名手でした)
イダムとの別れを準備するウヨ
そんな中、ウヨがすぐ人間になれると思っていたへソンはウヨを訪ねます。
へソンはウヨに「あなたが人間になれる日に私がシャンパン100本おごるよ」と言いました。
その言葉を聞いたウヨは、ヘソンにすべてを打ち明けました。
ヘソンは「超能力を自由に使えなくなり、姿が少しずつ消えていたのが消滅の兆候だったというの?今からでもサンシンに会って話そう」と提案します。
ウヨは「そうでなくてもずっとサンシンを探しているのに、姿が見えない」と答えました。
そしてウヨはヘソンに「あなたが僕のことを考えてくれてることをよく知っている。何の便りもなかったのに、千年を迎えた時点で僕の前に現われてくれたのも、僕が心配だったからだろう?」と、最後のあいさつをしました。
続いて彼は「もし僕が消滅してからイダムが辛かったら、あなたの青い狐玉で彼女の記憶を消してほしい」と頼みます。
消滅の兆候を感じるウヨ
自分が消滅することを直感したウヨは、残った時間をより多くイダムとデートをしながら幸せに過ごそうと努力しました。
イダムとデートしていたウヨは、イダムに「良い別れは何だと思いますか?」と尋ねます。
イダムは「突然でなければいい。最後の挨拶も出来ればいいな」と答えます。
その瞬間、つまずいて転びそうになったイダムを、ウヨが救おうとしました。
しかしその時、ウヨの身体が透明になり、急に車道に瞬間移動してしまいました。
危うく車にひかれそうになったウヨは、これが消滅の兆候だと気づきながら、苦しみます。
イダムを愛するウヨの心が日々大きくなりました。
しかし、消滅の瞬間が近づいていることを感じたウヨは、イダムと別れることを選びました。
ウヨは、自分が消滅するその瞬間を、イダムに見せたくなかったのです。
それでウヨは、イダムに「しばらく離れていよう」と言って、彼女を実家に帰そうとしました。
自分の荷物をまとめて家を出たイダムは「私が何か間違ったことでもありますか?家に何日行って来ると言った時は、一時も離れたくないと言っていたのに、今は追い出されるから気持ちがちょっとあれです。 私は寂しいですが、あなたは大丈夫そうで、とても残念ですね」と語りました。
イダムが実家へ行った後、ウヨは部屋の中で独り、号泣します。
その後、ウヨはイダムに書き残す手紙を書きました。
手紙には ‘長い間暮して来た生をこれからは諦めなければならないかも知れないです。長い時間を生きていたら経験したことが多すぎて、生きてきた歳月が長すぎて。一睡もせずに夜を明かすようにいつも疲れてた。たまには朝がうんざりしていたし、あなたに会う前までずっとそう思っていた。あなたは僕にとってただ1つの楽しみで、僕が朝を待つ理由はあなただった。ひょっとしたら初めから分かったかも知れない。あなたが僕の運命を変えるだろう、ということを。’という内容が書かれていました。
消滅するウヨの姿を目撃するイダム
実家に帰ったイダムは、ウヨが自分に言ったことを繰り返し、不思議だと思います。
そして写真の中のウヨの姿が消えつつあるのを見たイダムは、慌ててウヨを探しに外に出ました。
イダムは横断歩道でウヨに電話をかけ「あなた、終わりが見えるというその言葉、別の意味があるんですか?」と尋ねます。
ところがその時、イダムは自分に向かって走ってくるトラックにひかれそうになりました。
その瞬間、イダムの悲鳴を聞いて現れたウヨは、車にひかれそうになったイダムを助け、代わりに車にひかれました。
ウヨは「もしかしたら最初から分かっていたようです。あなたが僕の運命を変えるだろう。意味もやりがいもなかった僕の人生を意味のあるものにするだろう」と語り、イダムに対する切なさを露わにするのでした。
そうして、道路に横たわるウヨは自分に向かって走って来るイダムを眺めて消滅しました。
自分の目の前から消滅したウヨの姿を見たイダムは、なすすべもなく号泣しました。
ウヨを待つイダム
ウヨの家を訪れたイダムは、彼が自分に残した最後の手紙を読んで涙を流します。
イダムは「私を助けようとして、あなたがいなくなった。私のせいで…」と自責の念に駆られます。
その後も、イダムはウヨを慕いながら、彼の家に住み続けました。
ウヨが消滅した後もウヨの家で暮らしながら苦しんでいるイダムの姿を見たへソンは”あのこ(イダム)がこんなに苦しがることを知って、ウヨが私にそんなお願いをしたんだな”と思いました。
へソンはイダムの記憶を消してほしいという、ウヨの頼みを聞き入れようとします。
しかしイダムは自分の記憶を消そうとするヘソンに「いや、私はウヨと一緒にいた瞬間も忘れたくない。ずっとこんなに苦しくても永遠に会えないとしても…」と語り、ウヨへの愛を表しました。
イダムはウヨを愛しすぎたために、一生彼を忘れることができなかったのです。
人間になったウヨ
このようなイダムの真心が実を結ぶように、奇跡が起こりました。
消滅したウヨが人間になって帰ってきたのです。
続く画面では、サンシンが一人で横たわっているウヨに「千年になる前に忍耐を知り、愛を知り、犠牲を知り、君を切実に待っている人がいれば、獣が人間になる」と言う場面が描かれました。
その瞬間、ウヨが人間になって、イダムの前に現れました。
ウヨとイダムは涙の再会をしながら、抱き合いました。
再び会ったウヨとイダムは平凡なカップルのようにデートを楽しみながら、幸せな時間を過ごします。
ウヨはイダムに「永遠にあなた一人だけを運命と思う」と、誓いました。
その瞬間、ウヨとイダムの間が、運命の赤い糸でつながります。
二人が必然につながる運命だったことを暗示する完璧なハッピーエンドで、ドラマが終わりました。
感想とみんなの口コミ
千年になるまで何ヶ月も残っていない状況で、ウヨは愛するイダムを一人残して消滅することをとても恐れていました。
しかし結局、ウヨは消滅する自分の運命を、避けられませんでした。
そんなウヨの前にサンシンが再び登場した部分で、少し戸惑いました。
私はウヨが消滅し、ドラマが終わると思ったからです。
もちろん、そうやって終わったら悲しいですが、一番すっきりした結末だったと思いました。
そして個人的にこのドラマでヘリ、チャンギヨンだけでなく俳優カンハンナの新しい変身が目立ちました。
また、彼女とカップルを組んだ俳優キムドワンも今後注目の俳優だと思いました!
こちらには、他の方の口コミをまとめてみました。
一緒に見てみましょう!
遠からず消滅するウヨと一人ぼっちになるイダム。
この場面で流れるOSTは、そんな二人に本当によく合っていましたね。
カンハンナとキムドワンは、以前『スタートアップ』というドラマで一緒に出演しました。
当時の二人の姿を思い浮かべた時は、”この二人がうまく似合うだろうか?”という気がしたんですが、それは余計な心配だったようです!
おかげさまで最終話まで、面白く見ることができました❣
まとめ
人間が備えなければならないものを、間接的に教えてくれたドラマ『九尾の狐とキケンな同居』
九尾狐と人間の生死を行き来する愛と、自らの運命を作り出したというエンディングなので、さらに完璧な仕上がりだったと思います。
まだ見てない方には『九尾の狐とキケンな同居』おすすめです!