イジュンギ主演の『悪の花』8話のネタバレと感想を書いています。
ジウォンが、ト・ヒョンスを捕まえると言い出しました。それに焦ったヒョンスは、夜中にムジンの自宅を訪れました。さて、8話では夫婦の心理戦はどうなっていくのでしょうか。
8話から、ヒソンのことをト・ヒョンスと表記します。
目次
『悪の花』韓国ドラマ8話ネタバレと感想!
2005年秋
ヒョンスは、交通事故の後ペク家にいた。まだ足の骨折はギブスのままだ。
温かいベッドに食事。この監禁生活は快適だ、とヒョンスはペク・マンウとミジャに言っている。
ヒョンスは疑問を投げかける。「なぜ車を轢枯れたのは僕なのに、轢いた人が意識不明なのですか」と。
その言葉を聞いて、ミジャはいたたまれない顔をしてその場を去った。マンウは答える「誰にでも意図しない事故は起きる」と。
ヒョンスは続いて疑問を投げかける。「僕が彼になったら、お二人にはどんな利益が?」
マンウは、息子は失うが体裁が守れると答えた。
僕は何をすれば?とヒョンスが聞くと、マンウは微笑んだ。そして息子の過去を知るように資料を渡す。
そして、『予備軍 訓練 召集通知書』を渡し「お前の度胸を見せてくれるか」と言った。
ヒョンスはヒソンと同じく髪を金髪にした。そして役所へ行き、身分証明書を作った。
姉さんを探して
夜中にムジンの家を訪れたヒョンスは、「姉さんを探して欲しい」と頼む。
ヒョンスは「ジウォンがト・ヒョンスを捕まえると言っている。」
どうしてそんな状況になったのか?それは、ムジンがト・ヒョンスを共犯者に仕立て上げたからだ。
「なぜト・ヘスを探す?」とムジンは聞く。
「姉さんは共犯者に会ったことがあるから」とヒョンスは答えた。
その頃ジウォンは、位置情報でヒョンスがムジンの家にいることを知った。
ヒョンスが自宅に戻り、ベッドに入ると背中を向けた状態でジウォンが「どこに行ってたの?」と聞いた。
「工房にいた」と嘘を付いたが、ジウォンに「嘘。車の芳香剤の匂いがするわ」と鋭く突っ込まれる。ヒョンスは再び適当な嘘をつく。
ヒョンスがジウォンの肩に手を置く。普段なら振り返るジウォンが背中を向けたまま。
「こっちを向いて」とヒョンスが言うと、笑顔で振り向いた。ジウォンを見て、ヒョンスは安心したかのように目を瞑った。しかし、ジウォンは再び目をあけ、冷たい視線を送るのだった。
窃盗事件
ジウォンはカフェでヒョンスの位置情報を確認していた。
前にはチェ刑事と、ホジュンがいる。窃盗事件の張り込み中だ。
犯人が動いた。刑事3人も動く。
男の子が女性の荷物を手に取り逃げようとしたところ、ジウォンが捕まえた。
その子供は1話で登場したインソだった。
インソは、自分のせいで家族がバラバラになった、と言って走り去った。
ジウォンはインソの母を警察に呼んで話を聞く。あの事件の後、インソが心を閉ざした、と涙を流した。
ジウォンはインソがいるネットカフェを教えた。それを聞いた母はそこへ向かうと言った。
インソの母が去った後、ジウォンはデスクに置いている家族写真を眺めた。そして自分に問いかけるように、「秘密を知らなければ幸せだったでしょうね」とつぶやく。
良い思い出が多いから、秘密を知っても知らないふりができたはず、と言うジウォンに、チェ刑事は「良い思い出さえ疑うようになるかも。それも本心だったのか疑問を抱くようになる」と言った。
ジウォンは、インソの事件を通して、今の自分に照らし合わせているようだった。
そこにチーム長がやってきて、ヨンジュ市連続殺人事件の再捜査を担当することになったことを伝えた。
姉さんが見つかった
ヒョンスは、バーナーで指輪のデザインを焼いていた。
なぜなら、その指輪は、ジウォンが持っていたト・ヒョンスのデザインノートと同じデザインだったからだ。
ジウォンに見つからないようにデザインを消そうとしているのだ。
ムジンから、ト・ヘスが見つかったと連絡が入る。あまりに早いので驚くヒョンス。
「もしかして前から連絡を取り合っていたのか?」と聞くヒョンスをスルーして、「今夜7時」と伝えるムジン。
ヒョンスは、もう一つ調べて欲しいことがある、と言う。「俺がいなかったらどうするつもりだった?」とツッコミを入れるムジン。
チョン・ミスクは夫婦喧嘩の後家出をしたのに、なぜパク・ギョンチュンは失踪届を出したのか。それを調べて欲しいと言う。
ト・ヘスは彫刻教室を開いていた。
ムジンは教室が終わるのを待って、「ト・ヒョンスが見つかった」と伝えた。驚くヘスだった。
チーム長、チェ刑事、ジウォン、ホジュンは外食していた。
そして、ヨンジュ市連続殺人事件を担当するべきかどうか、話し合っている。
ジウォンは反対した。
理由は、世間の注目が高い割に成果をあげられる率は低いこと。20年も前の事件だから証拠は消えている。そして幽霊のようなト・ヒョンスを追うこと自体に無理がある、と。
ジウォンらしくない発言に、チームの皆んなが黙る。
そして、チェ刑事が、最近のジウォンは変だ、と指摘する。
その時ジウォンの携帯が鳴った。さらに怪しむ3人の刑事。しかし、電話の相手は「夫ですよ、夫」と、皆んなにスマホを見せてジウォンは席を外した。
ヒョンスからの電話の内容は、今夜は遅くなりそうだ、ということだった。アート企画展の関係で話が長引きそうだ、と。お酒も少し飲んでいるとヒョンスは言った。
しかし、ヒョンスは車を運転しト・ヘスと会う場所へ向かっていた。
電話を切り位置情報を確認するジウォン。「また嘘を」とジウォンは目つきが鋭くなった。
姉弟の再会
ヒョンスは閉鎖された屋内プールに着いた。
中に入る。プールの向こう側にヘスが立っていた。プールの外周を歩き、ヘスに近寄っていくヒョンス。
二人は再会した。
夕陽が差し込む窓のそばで二人は向き合った。
ヒョンスは、「探さないでおこうと思ったけど、問題ができて姉さんの助けが必要になった。葬儀で姉さんは誰かに会っている。魚のペンダントを」と言ったところで、ヘスはヒョンスを抱きしめて泣いた。
そこで初めて「元気だった?」とヒョンスは聞いた。
ヘスはヒョンスから離れて、「あなたにあんなことをさせて元気だったわけがない」と言って泣いた。
ヒョンスは「錯覚しないで、全部僕が決めたことだ」と言って、ヘスを抱きしめた。
ヒソンの家
ウナは、ペク家にいてる。ミジャがチヂミを焼いているのを見ている。
「何で私が料理まで」と不機嫌そうに作り終えたミジャが、皿をダイニングテーブルに置く。
ウナが「あー」と口を開ける。食べさせてくれ、と言うことだ。
ため息まじりに、ウナに食べさせるミジャ。しかし、ウナは「フーフーして」と言う。わがままね、と言いながらもフーフーして食べさせる。
そして、美味しいかどうかを気にしている。ウナは、「ママのより美味しいけど、パパのはもっと美味しい」と率直な感想を言う。
と、そこにマンウが帰宅した。
ウナが挨拶すると、マンウは「遊んでいきなさい」と笑顔で言った。
しかし、すぐに厳しい顔つきになり「話がある」と、ミジャを寝室に呼んだ。
家に他の人間を入れるなんて、何を考えてるんだと非難するマンウ。
ヒソンがあんな状態で寝ているのに、この家に笑い声がするなんてありえない、と怒っている。
ミジャは、私も他の人のように暮らしたい、この家に食事の匂いがするだけで涙が出そうになった、と言った。
マンウは、ヒソンは味もしない、匂いもしない状態で寝ているのにそんなことを言うのは母親の資格がない、と責める。
それに対して、ミジャは、「あなたは自分のことばかり。あなたは人間らしく暮らしているけど、私もヒソンも死んでいるのと同じよ」、とわめいた。
マンウが部屋を出ようと扉を開けると、ウナが立っていた。「トイレに行きたいんだけど」と無邪気に言う。
マンウは、ミジャに「6歳の子が家の中を歩き回っているぞ。口に注意させろ」と言って去っていった。
ミジャは涙をふき、ウナの手を優しく取った。
近況報告
ヒョンスはスマホでウナの写真をヘスに見せていた。
ジウォン、ウナについて嬉しそうに話す。ヘスは嬉しくて涙する。「ヒョンス変わったわね」と嬉しそうにヒョンスを見つめる。
ヒョンスは、「共犯がいて、その共犯と姉さんが会って話もしている」と説明した。金魚のストラップ。
その話をジウォンが、物陰で一人聞いていたのだ。
ジウォンは、ヒョンスが共犯ではないこと、共犯を探していて、パク・ギョンチュンと取引したことを知った。
その時ヘスが思い出した。あなたの奥さんって警察官では?と。
ヒョンスは、そうだと答え、だから一つも失敗はできない状態が続いていると言った。「僕は失敗しない。最後までペク・ヒソンとして生きる」と言った。
ヘスは「もしかして愛してるの?」と聞いた。
ヒョンスは、「いや。一瞬たりともそう思ったことはない。そういう気持ちは分からない」と言った。
それを聞いたジウォンはショックを受け、茫然とし、その場を後にした。
ジウォンは街を一人歩いている。ヒョンスの言葉は予想していたことなのに、どこかで信じていたので、涙が出てくる。
と、その時テレビ電話が入った。慌てて涙を拭うジウォン。
ジウォンの母の元に戻ったウナからだった。「パパに絵を見せたいのに、パパが電話に出てくれない」と言っている。
ウナの描いた絵は家族3人の絵だった。
ジウォンは、ウナに「ウナをとても愛している」と伝えた。それに満面の笑みで「ウナもママが大好き。パパくらい大好き」と答えた。
警察に戻ってト・ヒョンスのカバンを持ち出したジウォン。そのカバンを空き地で燃やした。ウナのために、ペク・ヒソンとして生かしてあげる、と。
愛してる?
家に戻ったジウォンは家の庭に置かれているベンチでビールを飲んでいた。
そこにヒョンスが帰ってくる。
一緒に座ってビールを飲む。ジウォンを見つめて、「何かあった?どうしたの?」とヒョンスは聞いた。
ジウォンは、好きで始めたことなのに成果が出ないから、と落ち込んだ様子。やめようかなと言う。「どう思う?」とヒョンスの顔を見る。
ヒョンスは辛いなら辞めればいいと言った。君らしく生きて欲しい、と。
「私らしくって?」と聞くジウォンに、「明るくて、よく笑うし、よく怒るし、よくすねる」と答えるヒョンス。
笑顔で「よく騙されるしね」と付け加えるジウォン。少し戸惑った顔をするヒョンス。
この家に引っ越して5年経ったという会話から、5周年パーティーをしようと提案するヒョンス。
ジウォンが勇気を振り絞るように「愛してる?」と聞いた。ジウォンはじっとヒョンスを見つめ答えを待つ。
ヒョンスは、そっとジウォンの手を取りキスをした。そして、「当たり前のことを聞くんだね」と優しく言った。
“最後まで気づかないフリをして、ペク・ヒソンとチャ・ジウォンとして別れましょう。それが最後のプレゼントよ”
ジウォンは心の中で思った。
そして、ジウォンは話題を変えた。ヨンジュ市連続殺人事件の担当になったことを伝えた。「今回は頑張ろうと思う」とジウォンは言った。
共犯者探し
葬儀で共犯者は号泣していた。あんなに泣いている人は見たことがない、とト・ヘスは話した。
ムジンの部屋に、ヘスとヒョンスがいて3人で共犯者について話している。
ヘスは記憶を手繰り寄せる。
顔は覚えていない。特徴はなかった気がする。父の世話になったから、と幸運を呼び寄せるストラップをくれた。とても優しい声だった。
しかし共犯者は寝ているヒョンスを見て、「可哀想な子だ。いばらの道が待っている」と言った。だから金魚のストラップをあげようと思った、と。
そしてもう一つ。
共犯者は、「もし希望もなくなってしんどくなったら連絡して。助けになるから」と言ってヘスの腕に電話番号を書いた。
しかしその電話番号は全て燃やしてしまった時に、一緒に燃えてしまった。
ヒョンスは、スマホを取り出し、目撃者への脅迫電話の音を流した。後ろで聞こえている「カンカンカン」という音について何の音だと思う?とヘスに聞く。
その間、ムジンはじっとヘスを見つめている。
ヒョンスが、「なぁムジン」と話しかけた時、「何でこんなに可愛いんだ」と言うムジンだった。
そしてムジンは、さっと立ち上がって言い出した。
「俺は以前のようにお前たちと仲良くするつもりはない。これはビジネスで、事件が解決したら一切関わりを断つ」と。
そんなムジンにヒョンスは、「パク・ギョンチュンに会っただろ、なんて言ってた?」と聞いた。
結婚指輪
ジウォンのいる捜査一課は、ヨンジュ市連続殺人事件の再捜査のために新しい部屋を用意してもらった。
デスクのお引越し中のチームメンバー。
今日は5周年パーティーだと、ジウォンがカレンダーに記してあるのをホジュンが見つけた。いつまでも新婚みたいでいいなぁ、と羨ましがるホジュン。
その話題が終わると、ジウォンは結婚指輪を外し、デスクの引き出しに入れた。
捜査会議が始まった。
ト・ミンソクの被害者は一見共通点が無いように見えて、ある。それは、被害者がこの世を去っても誰も探さなかった。チョン・ミスク以外は。
そして、チョン・ミスクが失踪した日、ト・ミンソク親子とチョン・ミスクの足取りに接点はない。これは共犯者がいたことになる、と。
そしてジウォンは、チョン・ミスクが事件の3日間で接触した人物の調書を出してきた。67人。そのほとんどが就職活動関連だ。ミスクは夫と喧嘩して家出をしたので職を探していた。
この中に共犯者がいるはずだ。
ムジンは、パク・ギョンチュンから聞いた内容を話した。当時パクは交通事故で入院した。チョン・ミスクは病室を聞いてバス停へ向かった。そこから連絡が途絶えた、と。
ヒョンスは「父さんのやり方じゃない。無謀すぎる」と言った。ト・ミンソクと共犯者は、チョン・ミスクが家出をしたことを知っていた。しかしバス停にいたチョン・ミスクをどうやって拉致したのか…。
ヒョンスは父のやり方を考える。「罠だ。父さんは罠を仕掛けるのが好きだった」
病院より急いでミスクが向かう場所に罠をかけたのだ、と。
職業紹介所
インソが女性に手招きされて入って行った先は、職業紹介所だった。職業紹介のチラシを見て連絡したのだった。
「僕でも稼げますか?」と聞いたインソを見て、社長のヨム・サンチョルは大笑いをした。そして、白紙の履歴書を出して書いてみろ、と言った。
ペク・マンウは、院長室でニュースを聞いていた。ヨンジュ市連続殺人事件の再捜査が始まったことと、共犯容疑のト・ヒョンスの行方が分からないことだった。
マンウは机の引き出しから箱を出し、ガラケーを取り出した。電源を入れた。
そして誰かに電話をかけようとした時、普段使っているスマホに連絡が入った。
使用人からだった。「奥さんの様子がおかしいです。息子さんの部屋から出てきません」と連絡が入った。慌てて立ち上がった。
その頃、ムジンの部屋での会議は情報不足で行き詰まっていた。
ムジンは、ヘスのことが気になって仕方がない。仕草一つ一つを見つめている。そんなムジンの視線に気付いたヒョンス。
気分を変えようと、ムジンが「ピザでも頼もう!」と言う。
ヒョンスは、ムジンに「共犯者探しを楽しんでいるだろう」と言い出す。そして、「姉さんに何をする気だ、18年前に言った言葉を姉さんの目を見て言えるか」、と言った。
”ト・ヘス、鳥肌が立つ!”
あの日姉さんは泣きながら帰ってきて「父さんと目が似ているか」って聞いた、とヒョンスは続ける。
「再会して二人が何をしようが勝手だが、遊ぶなら公園へ行け」、と言った。そして、再び共犯者の録音を聞き「僕は絶対にこの場所に行ったことがある」と言った。
ムジンが録音の再生を止めて「俺をバカだと思っているのか」と非難し始めた。こんなに利己的で感謝も謝罪も言えない奴の側に誰がいたと思う?普通の人なら耐えられない、と。
ヘスが、ヒョンスをかばう。
ムジンは、いつまでヒョンスの代弁人をする気なんだ?とヘスにも言った。
「結局、ここが公園になるのか。無駄だ」と言ってヒョンスは席を立った。
ヘスが厳しい口調で「ヒョンス、座って」と言う。
そして、本当に願っていることをムジンに話せば理解してもらえる、と言った。何を願っているの?と。
車の鍵
チェ刑事は捜査資料を読んでいるが、痺れを切らして立ち上がった。「ト・ヒョンスを捕まえに行こう」と。
しかしジウォンが「ト・ヒョンスは共犯じゃない。私を信じて」と断言する。
ただここで話し合っているうちに、一つ疑問が浮かび上がった。
仮にト・ミンソクが直接拉致していないにしても、共犯者と車の鍵の受け渡しは必要だ。車はト・ミンソクのものだからだ。少なくともト・ミンソクと共犯者は2回接触していることになる。
ト・ミンソクとずっと一緒にいたト・ヒョンスは共犯者を見ている可能性が高い。
それに気付いたジウォンは慌てて部屋を出て行った。
知らないうちに共犯者に会っていたかもしれないことを知らせないと、と。
本物ヒソン
ミジャは眠っているヒソンの側に立っていた。そして、過去の息子との思い出を回想していた。
涙がこみ上げてくる。そっと髪を撫でる。
ヒョンスは、「ペク・ヒソンとして生きたい。絶対にこの人生を失いたくない。ただそれだけだ」と話した。そしてムジンを怒らせたことを謝った。
人の感情について勉強したが、まだ分からない時がある。こんな時に、ありがとうや謝る言葉はいくらでも言える、手伝ってくれるなら、と言った。
機嫌を直したムジンは、「お前にペコペコされても困る」と言い、でもこの録音の後ろで聞こえる音については分からない、と答えた。
しかし、イム刑事と仲がいいから一度飲めば何か分かるかも、とスマホを取り出した。
ヘスが「ありがとう」と言う。ドキドキしながら嬉しそうなムジン。
その様子を見て、「何してる?早く電話しろよ」と言う相変わらずなヒョンス。
「分かったってば」と言いながらイム刑事の番号を検索していると、その電話が鳴った。
電話は、チャ・ジウォン刑事からだった。
驚いてスマホを落とすムジン。慌てている。ヒョンスとヘスも息を呑む。
意を決してスピーカーで電話に出た。
そして病人のふりをして電話に出た。ジウォンは少し会いたいと言った。咳き込むふりをするムジン。一歩も動けないと嘘をつく。
ジウォンは「お大事に」、と言って電話を切った。
大きく安堵の息を吐く3人。
と、その時チャイムが鳴った。「ピザだ」と嬉しそうにムジンが出ていくと、そこにはジウォンが立っていた。
「チャ刑事」と部屋の2人に聞こえるように言うムジン。再び病人のふりをする。
しかしそこにピザが到着する。
「腸炎なのにピザですか?」と聞くジウォン。何とか誤魔化すムジン。
ジウォンは、玄関の靴を見て「誰か来ているんですか?」と聞く。
その様子を中で聞いていたヒョンスは、苦しそうに胸を押さえた。
ミジャは、「お疲れ様。先に逝ってて。寂しくないようにするから」と言いながら、ヒソンの人工呼吸器のマスクをゆっくりと外した。途端に機械が反応しアラームが鳴る。
ヒソンは苦しむ。
そこにマンウが帰宅した。「ヒソン!」と叫びベッドに駆け寄ろうとする。ミジャがマンウを止めに入る。二人は揉み合いになる。
その時、「ピーーーーー」と心臓が止まるアラーム音が鳴った。
ムジンは、ジウォンに1時間後に近くのカフェで会おうと提案する。
しかしジウォンは、「スクープの情報提供者ですか」と聞き、話が終わるまでここで待つと言う。「もしくは一緒に情報を共有させてもらえますか?」と。
困っているムジン。
その時後ろから「どうした?ムジン」と言いながらヒョンスが出てきた。
ヒョンスとジウォンは顔を合わせた。
ー続くー
『悪の花』韓国ドラマ8話感想とまとめ
18年ぶりに再会を果たした姉弟。プールサイドに座って話す風景はとても美しかったですね。それに、家族について嬉しそうに姉に話す弟の姿は、とても微笑ましかったです。
事件の方では、少しずつ紐解くように真相の一部が見えてきました。ヒョンスが気にしている「カンカンカン」という音は一体どこの場所なのでしょうか。
ミジャとウナのシーン、とても良かったです。いちいち文句を言いながらも、ウナの世話を焼くミジャ。息子のヒソンのことがなければ、良いおばあちゃんだったんだろうな、と想像してしまいます。
無邪気なウナも可愛いですね。
そして、本物ヒソンの心臓が止まってしまいました。このままヒソンは死んでしまうのでしょうか。
次回9話では、まずヒョンスがどのようにジウォンをかわすのかが気になりますね。ジウォンはまた騙されたふりをしてあげるんでしょうか。
では9話をお楽しみに!
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