2020年tvNで放送されたイジュンギ主演の韓国ドラマ『悪の花』の4話あらすじネタバレと感想を書いています。
4話ではヒソンとジウォンの初デートや夫婦追いかけっこといった見どころがあります。
では早速『悪の花』4話いってみましょう。
目次
『悪の花』あらすじネタバレ4話と感想!雨とソファーと追いかけっこ
雨が降っている。
ジウォンと金髪ヒソンの初デート。
古民家のような雰囲気のある家の軒先で、雨宿りしている二人。ジウォンは、新しい靴に新しい服が濡れて、髪の毛のセットも台無しだと不満を言いつつも嬉しそう。
ヒソンの中ではデートという認識がなかったようで、「君に興味がない」と言い出す。しかし、引き下がらないジウォン。「ならなぜ大切な休日に会っているの?」と。ヒソンはタジタジしながら適当な言い訳を言っている。
ヒソンは、自分の気持ちに気付いていない。
チキン屋のおじさんは言う:ヒソンはジウォンが通ると見つめている
5年生のソヌが言う:ジウォンは工房のお兄さんと付き合っているの?
「もしかして、あなたが私のことを好きだと言うことを知らないのは、あなただけじゃない?」とジウォンが言う。ヒソンは何も言わずにジウォンを見つめている。
息が詰まる、とジウォンがゲームを持ち出す。ジャンケンで負けた方が雨の中で30秒立つのだ。嫌だとかグチグチ言うヒソンを尻目に、
ジャンケンポン!
とジウォンは言った。ヒソンはグー。ジウォンはパー。嬉しそうに、ヒソンを雨の中に放り出すジウォン。
雨の中に立っているヒソンを素敵な笑顔で見ている。そのジウォンの笑顔を見て、いつの間にか笑顔になっているヒソン。
しかし、そんな自分に気付いたヒソンは、遠くを見つめた。そこには、幻覚のト・ミンソクが立っていた。顔を硬らせるヒソン。手が震える。しかし、負けじと手をグーにした時、ト・ミンソクが消えた。
ただならぬ雰囲気を察したジウォンが、話しかける。
ヒソンは、雨の中に立ったままジウォンに聞く。「どうして僕なんかを好きなんだ。理解できない。本当に君は変だ」と。そして、続けて「いや、なんでもない、帰る」と言って背中を向けて行ってしまった。
その後ろ姿を悲しげに見つめるジウォンだった。
ペク家の秘密
場所は、ヒソン義母の薬局。
義母は怒っている。3話で起きた中華食堂事件の容疑者として、ト・ヒョンスの名前がニュースに出ているからだ。
警官と結婚したこと、世にバレたらどうしてくれるんだ、死ぬなら一人で死んでくれ、殺してやるから!!
ヒソンは、薬局に置いてある鎮静剤を母に飲ませた。そして、「まだ何も起きていません」と落ち着かせようとする。
落ち着いた義母は、ビンタしたことを謝った。そして、すぐに手を出してしまうことを悔やんだ。そして、次に手を出しそうになったら、この手を縛って、とお願いした。
そして、「あなたの妻はこのことは知らないのよね?」と聞いた。
「この事件を担当しています」とヒソンは答える。その瞬間、義母は再び興奮して飲み終わった鎮静剤のビンを床に投げて割った。
ヒソンは、落ち着いたままビンのカケラを掃除しながら、「必要になったら対処します」と言った。
それでもジウォンの文句を言い続ける義母に、ヒソンは言った。
「ト・ヒョンスを追っても、ベク・ヒソンには到着しない」と。
ヒソンの去り際に義母は、二人で暮らすには家が広いからたまには食事にでも来い、と言った。それを聞いたヒソンは、「二人じゃないじゃないですか」と返した。
ヒソンの義父のペク・マンウが帰宅すると、使用人の女性が玄関に現れメモを見せる。メモには、「ご子息のお食事は私がやります」と書かれている。
そのメモを見て、義父は自分を指差し、俺がやると合図した。
クローゼットを開けると、その先に隠し扉があった。そこを開けると、人工呼吸に繋がれてベッドに横たわる男がいた。寝たきりで意識がない。部屋には男の幼少時代の写真や、賞状、ルービックキューブが置かれていた。
義父は手を消毒すると、男の治療を始めた。大学病院の院長だけあって手際は良い。
そして、「ヒソン」と義父は呼びかけた。
ト・ヘスの存在
警察では、ト・ミンソクの謄本と、ヒョンスの家族関係証明書を確認していた。
それを見たチーム長が、ト・ミンソクには娘もいることに気付いた。ジウォンは、「ト・ヒョンスの姉です」と答える。後輩のホジュンは、「先輩と同い年ですね」と言うと、チェ刑事はとっさに「ジウォンが会えば良い」と提案した。
ジウォンは、すでに被害者家族と面会したので、これ以上会いたくない様子。
しかし、チェ刑事は色々と言い訳を付けて、ジウォンに会わせようとした。
チーム長は、ジウォンにト・ヘスの連絡先を調べるように指示した。
水の無い屋内プールの真ん中に、血を流して倒れる男がいた。その側をスニーカーにジーンズで近寄る女性がいた。両手は血で染まっている。
「もう痛くはないでしょ」と倒れている男性に話しかける女性。
その時、男性は「チクチクはしないけど匂いが嫌ですね」と答えた。女性は、リキッドラテックスの匂いで毒性は無いと説明した。
その女性がト・ヘスだった。
何かの撮影中のようだ。監督が、もっと死んだばかりに見せかけて欲しいと依頼している。その依頼を聞いて、「本物の死体を見たことがありますか」と独り言のようにつぶやく。
ト・ヘスは特殊メイク師だ。
その時、ヘスの電話が鳴った。相手は、ジウォンだった。
カフェで待ち合わせをし、会うことになったジウォンとト・ヘス。
ジウォンが名刺を差し出すと、同時に「知りません」と言うヘス。何も聞かれていないのに、2002年にヒョンスが消えてから一度も会っていないと言う。
ヘスは、警察を相手にこの18年間何度も繰り返してきた言葉なのだ。
勝手に去ろうとするヘスに、ジウォンは「知りたいのはそのことじゃ無い」と言った。ト・ミンソクの遺産は9億ウォンほどまだ処理されずに残っている。
その中に、まるでヒョンスの逃げ場のように残してある家があった。土地は処分しているのに、建物だけ保有し続けているのだ。
ヘスは、「最近の警察は想像力で捜査するのか。本当にヒョンスとは会っていません」ともう一度答えた。
ジウォンは、「18年間一人でマスコミや警察を相手し続けたら、弟を憎むこともあるだろうに、ト・ヘスさんは悲しげに見える」、と言った。
それには答えず、ト・ヘスはその場を去った。
本物ヒソン
ムジン記者は、職場で調べていた。
ー本物のヒソンはどこにいるのかー
大学病院の院長の息子であり、数学の英才である。
ムジンは、連続殺人犯の息子からだいぶ格上げしたな、と独り言をいう。その時、背後から何を見ているの?と編集長が話しかけた。
驚いて、思わず立ち上がるムジン。「後ろからモニターを覗く上司が一番嫌われるって知らないんですか??」と抗議する。
編集長は、手に入れるのに苦労したわ、と言ってヨンジュ市連続殺人事件の資料をムジンに渡した。
編集長が去った後、ムジンはヒソンに警察の動きはどうだ?とメールした。
敏腕刑事
ムジンからのメールを洗面所で見たヒソン。返信せずに洗面所から出ると、そこにジウォンがいた。
黒い雨がっぱを持っていた。ヒソンに「着てみて」と言って着せた。フードも被せた。夫を、じっと見るジウォン。
ヒソンが、訳を聞くと「中華食堂事件」のことだと言った。
「昨日こうやって帰ってきたでしょ?」と聞く。ヒソンがたまりかねて、僕を疑っているの?と聞き返す。
ジウォンは、「まさか」と言って、推理し始めた。
昨夜この格好をしていたあなたを、最初誰だか分からなかった。しかし、被害者のナム・スンギルは、犯人がマスクまでしていたにも関わらずすぐに分かった。なぜだろう?
ヒソンが、「錯覚では?」と誘導すると、ジウォンは「犯人はト・ヒョンスでないとダメ」と即答した。ヒョンスを捕まえれば昇進できるし、長期未解決事件も解決する、と。
捜査資料を読むから先に寝ていて、というジウォンを複雑な表情で見送るヒソンだった。
ソファのシーン
ジウォンは、カギョン里里長殺人事件の資料を読んでいた。ヨンジュ市殺人事件の資料もある。
ヒソンはジウォンの側に来て、ソファに座っているジウォンの膝枕で横になった。
ジウォンは資料を読みながら話しかける。ト・ヒョンスや姉は本当に父親が連続殺人犯だと知らなかったのだろうか。特にヒョンスの反社会的傾向は父親の影響を受けているようだけど…。
ジウォンは、「良いケースだ」と言った。反社会的人格障害の遺伝的要因に対する研究資料として良いケース、ということだ。
本人を前にして…。
その本人は、「犯人は捕まえられそう?」と聞く。
ヒョンスのDNAか顔が分かれば、すぐに解決出来そうだけど、簡単にはいかないわ、と。ヒョンスの似顔絵を作るらしい。
以前ヒョンスが働いていた中華料理店の店主が、ヒョンスの顔を証言してくれるのだ。いきなり消えたことについて、「どこへ消えたのだろう」と考えるジウォン。
あなたの膝にいてますよ、とは誰も言う訳はなく…。
ヒソンは、起き上がって、「少し休んだら?」と言うが、ダメよと断る。「資料ばかりじゃなく僕の顔も見て欲しいな」と甘えるように言う。
ジウォンは負けて、一緒に横になる。ヒソンの顔を見て、「こんなに素敵な顔だったかしら」と。
「もう忘れてしまったの?」と聞くヒソンに、「まさか、影だけ見てもあなただって分かるわ」と耳を触りながら返すのだった。
逆にヒソンがジウォンの顔を見て、「うちの奥さんはクマが出来ている。少し寝かせないと」と目の下を触る。
寝たらだめよ、と言いながらも5分だけ、と目を瞑るジウォンの肩をヒソンがトントンしているのだった。
そして、ヒソンはふと真顔になり、「似顔絵を作るときにキム・ムジン記者も参加するの?」と聞く。ジウォンは、いいわね、と同意した。
ジウォンは目を瞑りながらも、「私ムジン記者が、ト・ヒョンスを知ってるって言ったかしら?」と聞いた。ヒソンは、少し焦った表情をしたが、「さっき着替える時に言ったよ」とごまかす。
ジウォンは、「私が喋ったこと、他の人には言わないでね」と言って眠りにつくのだった。
ヒョンスの似顔絵
ニュースでは、ト・ミンソクや息子のヒョンスの話題で持ち切りだ。18年前の事件について報道している。
そのニュースを料理の下ごしらえをしながら聞いている老女がいた。
ト・ヒョンスの現在の顔が分からず、捜査が難航している。市民の皆さんの協力が必要だ、と言ったところに反応した。
警察では、キム・ムジンと中華料理店の店主がモニタージュを作るために訪れていた。
パソコンで中学時代の写真を基に、現在の姿をあれこれ話している。
ムジンは、似顔絵作りを妨害するようにヒソンから頼まれて(?命令)されている。ムジンは、捜査を混乱させるために、有りもしない傷がある、と証言している。
中華料理店の店主と意見が食い違うが、店主は「年を取ったから、記憶が違うのかも」と言っている。
その頃ヒソンは、タクシーに乗ってどこかへ向かっている。その車中で、スマホで動画を見ながら「悲しい顔」について研究している。
その表情を完璧にこなしながら、ヒソンがいた場所は…。
ナム・スンギル(中華食堂事件の被害者)の妻の元だった。
キム・ムジン記者になりすまし、悲しそうな顔をして「大変なのに取材に応じていただいて本当にありがとうございます」と頭を下げた。
ナム・スンギルが最後に電話した相手が、キム・ムジンだからだ。
「僕があの時電話に出ていれば…」と涙を流すのだった。そして、「どうして事件の日、夜中の3時まで店にいたんですか?」と聞いた。
スンギルは週に1度夜遅くまで店に残り、メニューの開発をしていたそうだ。それを知っているのは、妻の他に誰か?犯人は知っていたはずだ。
老女はタンスの上から古いアルバムを取り出した。「絶対にあるはずだ」と探している写真。
老女が写るその後ろに、ヒソンとジウォンが写っていた。ジウォンは妊娠中のようだ。
警察に電話が入り、ジウォンが出る。5年前のト・ヒョンスの写真がある、と老女からの情報提供だ。老女がソウルを娘に案内してもらった時、後ろに写ったのだった。
「本当にト・ヒョンスですか?」と聞くジウォンに、「生まれた時から知っている。近所の婆さんとも話したけど、これはト・ヒョンスだ」と言った。
ジウォンは、その写真を携帯に撮って、メールで送ってもらうように依頼した。
その頃、似顔絵作りは難航していた。店主が「全然違う!」と怒っている。キム・ムジンは、「確かに双子には見えないが、腹違いの兄弟くらいには見える。」と。
そして、店主が「記憶があやふや」と言ったのに対し、「僕は昨日会ったかのように覚えている」と力強く言った。
全然似ていない似顔絵を素案に完成させていくことになった。
その時、ホジュンの電話が鳴った。「もう似顔絵作りは必要なくなったので、今日はお帰りください」と言った。
ヒソンはナム・スンギルの家から出るところだった。妻が「お力になれずすいません」と謝っている。お礼を言って帰ろうとしたところ、妻が呼び止めた。
「キム記者、タクシーです!」
タンブラー
ジウォンは、情報提供者の住所をメモに取っていた。
ヨンジュ市南村面カギョン里ホミ村 名前はオ・ボクチャ
オ・ボクチャという女性は、一番早い便で郵便局から送ると言った。しかし、ジウォンは急ぎなので取りに行くと言っている。
そして、到着するまでその写真は誰にも見せないようにお願いした。
電話を切るとすぐに、ホジュンと向かうと言って出かけるジウォン。
何か引っ掛かっているチェ刑事。ト・ヒョンスを追うのではなく、引っ張られている気がする、と。
そう言いながら、窓辺に置きっぱなしにしてあるタンブラーを指さす。先日チェ刑事が調査のために呼び出したタクシー運転手の忘れ物だ。チェ刑事は運転手に「いつ取りに来るのか」電話する。
タクシー運転手は、毎日忙しくて…と言い訳し、今日は必ず取りに行きますと言った。
しかし、タクシー運転手は警察署の前にいた。タクシーを停車し、タンブラーを使い盗聴していたのだ。
「ト・ヒョンス」と運転手は言った。
回想シーン
ナム・スンギルがタクシーに乗っている。携帯のバッテリーが切れたので、一本だけ電話をかけさせて欲しい、と運転手にお願いした。
運転手はスンギルに携帯を渡した。そこには、木彫りの鯉のストラップが付いていた。
そのストラップを見て驚くスンギル。
スンギルがヒョンスと一緒に中華食堂で働いていた時、ヒョンスのウォークマンに付いていたものだ。
スンギルは、運転手に「お前ト・ヒョンスか?」と聞いた。運転手は「今、ト・ヒョンスと言ったか?」と聞き返した。
良い知らせと悪い知らせ
ところ変わって、ヒソン。
スンギルの妻は、夫は遅くなる日はいつも同じタクシーを呼んでいたことを思い出した。
タイミングよくムジンからヒソンに電話が入った。「ちょうど良い。イガンタクシーを調べてくれ」と言うヒソンに、ムジンは「それどころじゃない」と言った。
良い知らせと悪い知らせ、どちらから聞きたい?と聞くムジン。
即答で「悪い知らせって何だ?」と聞き返すヒソン。
「ボクチャおばさんを覚えているか?5年前のお前の写真を持っているらしい」とムジンは知らせた。立ち止まるヒソン。さらに、その写真をジウォンが取りに行く、と伝えると、思わず受話器を耳から外し困惑するヒソン。
気を取り直して、「良い知らせは何だ?」と聞いた。
「俺はお前の味方だ」とムジンは言った。
ジウォンとホジュンが車に乗り込む。
ムジンは、車でヒソンを待っている間、ボイスレコーダーをオンにし、胸元のポケットに入れた。その時、ヒソンが急いでやってきた。
「先に着くかな?」と心配するムジンに、「絶対に先に着く」と断言するヒソン。なぜなら、警察はルールを守る、からだ。
ジウォンとホジュンは、18年前の連続殺人事件について話している。7人も殺されたのになぜ村の人は気付かなかったんだろう、と不思議がるホジュンに、「死体は6体よ」と。
それに、なぜト・ミンソクは自殺したのか。自殺を調べる過程で連続殺人事件が明るみに出たのだ。
「本当に自殺かしら?右手の爪は見つかったけど、左手の爪はどこへ行ったのかしら」とジウォンは考える。息子と分けたのかしら、と。
法定速度を無視して走行しているムジン。警察より先に週刊誌の記者が犯人を捕まえたとなれば…と想像して嬉しそうだ。
しかし、ヒソンは、「なぜ姉さんのネックレスを持っている?」と全く違う話を持ち出した。突然のことで、言葉に詰まるムジン。
しかし開き直るように、「ト・ヘスの物じゃない。俺が買ったんだから俺のものだ。別れるときに返してもらったんだ」と言った。ムジンは、引き出しに入れておいたのを忘れていた。修理して売ろうかと、と言ったとき、「捨てておいた」とヒソンが言った。
怒りだすムジン。
どうせ安物だから売れない、というヒソン。言葉にならない悪口を言うムジン。
しばらくして、ムジンが聞く。「なぜト・ヒョンスがペク・ヒソンになったのか?どうやってチャ刑事を騙したのか」
「仕事をしているのか?」と返事したのち、ジウォンは何も知らない、と言った。
ムジンはチャ刑事に思い入れはないのか?と聞く。
ヒソンにとって、チャジウォンは絶対に必要な存在だ。なぜなら、父さんが彼女を怖がって出てこないから。
「怖いだろ」とムジン。
そしてヒソンは、ムジンの胸元からボイスレコーダーを取り出す。運転しながらも奪い返そうとするムジンだが、ヒソンは録音を消去した。
そして言った。「お前が知っていることをジウォンも知った日には、本当にお前を殺すかもしれない」と。「本気だ」と真顔で言って、ボイスレコーダーをムジンの胸元に戻した。
カギョン里についた頃には日が暮れていた。風景を見て、過去を思い出しているヒソン。お祓いされた時のトラウマが襲ってくる。正常じゃない、何かが取り憑いていると里長がお祓いをしたのだ。
目的地を前に、ムジンが用意した黒いキャップを深々とかぶるヒソン。
オ・ボクチャの家に着いた。
作戦
作戦は以下の通り。
- ムジンがボクチャおばさんに会いに行く。
- 取材と言って写真を見せてもらう
- 写真の有りかを外で待機しているヒソンにメールで知らせる
- ムジンが、ソウルから遥々やってくる警察を迎えに行こう、とボクチャおばさんを外に出す
- その隙にヒソンが写真を盗む(いや大切に持ってくる)
- ムジンが警察を足止めしている間に、その場を離れる
- 約束の場所で落ち合う
ヒソンは、②④⑥を失敗したらどうするのか訊ねる。ムジンは、どっち道他に方法がないんだから、これで行くしかない、と。
作戦スタート。
ヒソンは予定通り、外にある倉庫に隠れる。
ムジンが、「おばさーん」と呼ぶ。しかし返事がない。そこで中へ入ると、両手足をガムテープで縛られて横たわっているボクチャおばさんがいた。
慌てて側に駆け寄り、テープを外そうとするムジン。
おばさんは、「後ろに気をつけて」と切れ切れの声で何度も忠告する。なかなか聞こえないムジンが、「え?後ろ?」と振り向いた時、後頭部を棒で殴られた。ボイスレコーダーが胸元から落ちた…。
倉庫で、遅いな、と待つヒソン。ふと、家の中から黒ずくめの男が出てきたことに気付く。とっさに追いかける。
その時、ジウォンの車が到着した。
黒ずくめの男に追いつき、捕まえ、揉み合う。
ヒソンは、男を木に追い詰め、マスクを取った。しかし、知らない顔だ。「誰だ?」
相手は、「ト・ヒョンス」と言う。男は言った。俺のことは知らなくても、チョン・ミスクは知っているだろ、と。「チョン・ミスクはどこだ?」と聞いた。
ヒソンは「え?」と言う表情でいる。
その時、ジウォンが外に停めてあったムジンの車を見つけた。「どこから嗅ぎつけたのかしら」と言いながら車を降りる。
黒ずくめの男は、ヒソンに、二人で話したい。釣り場近くに雰囲気の良い民宿があるから、そこで待てと言った。「目的は何だ?」とヒソンが聞いた時、ジウォンがオ・ボクチャを呼ぶ声がした。
とっさに逃げる黒ずくめの男。ヒソンは逃げ遅れた。後ろ姿をジウォンに見られた。
ト・ヒョンス!とジウォンは叫んだ。固まるヒソン。緊張が漂う。
次の瞬間ヒソンは塀を乗り越えて走り出した。追いかけるジウォン。
ホジュンは、血だらけで家の中から出てきたムジンを見つけた。
ヒソンとジウォンの追いかけっこが始まった。敏腕刑事だけあって、ジウォンは足もとっても速い。ヒソンは、なんとか空き倉庫に駆け込んだ。
倉庫の中は暗い。携帯電話の電灯を使い、置いてあったスパナを手にして中に入ってくるジウォン。ヒソンは物置の影に身を潜めていた。ジウォンが少しずつ近づいてくる。
ヒソンは、金槌を手に持った。次の瞬間、蛍光灯目掛けて投げた。火花が散って蛍光灯が落ちてくる。「きゃっ」と言いうずくまるジウォン。その隙に、ジウォンに近寄り、上着を頭からかけた。
前が見えなくなったジウォンは、抵抗する。なかなか強く、一筋縄ではいかない。何度も吹き飛ばされるヒソン。
しかし次の瞬間、ジウォンは足を踏み外し、背の高い物置にぶつかった。上に置かれた工具が落ちてくる。
その時、ヒソンはジウォンを庇った。ヒソンの上に工具が落ちてきた。それでも抵抗するジウォン。ヒソンは、ジウォンの持つ手錠を奪い、ジウォンの腕にはめて逃げた。
犯人はヒョンスではない
ボクチャおばさんは救急車に乗せられた。頭を押さえながらムジンはヒソンに電話をした。
ヒソンは、「チョン・ミスクを調べろ。居場所を聞かれた。僕と関係があるはずだ」と言った。ムジンは、どこかで聞いたことがある名前だと言った。それだけ言うと、ヒソンは電話を切った。
さっき、ジウォンを庇った時にできた傷が痛む。しかし、一軒家に干してあった洗濯物から服を盗んだ。
ホジュンがジウォンを助けに来た。怪我はないか聞いたが、ジウォンは無いと言った。「この状況からすると、骨折しててもおかしく無い」とホジュンは言った。
よく見ると、ジウォンの周りには金槌などの工具とそれを入れていたアルミ缶が散乱していた。
ホジュンは、オ・ボクチャは無事だったが、写真は取られたと言った。ジウォンは、ト・ヒョンスを捕まえるべきだったと悔しがるが、ホジュンは「ト・ヒョンスじゃない」と言った。
ボクチャの証言によると、犯人もト・ヒョンスを探していて、顔を知らない。とにかくこの事件の犯人は、ト・ヒョンスではない。
ヒソンは、盗んだ服に着替えて店屋さんでガムテープを買っていた。警察の目から逃れるように民宿に着いた。
部屋に通してもらったヒソンは、窓から様子を伺った。そして壁にかかっていた時計のガラスを割った。ガラスの破片にガムテープを巻いた。
ジウォンは村人を集めて話を聞いている。
村人たちは、口々にト・ヒョンスの悪口を言い始める。しかし、ジウォンは「今探しているのはト・ヒョンスではなく、ト・ヒョンスを執拗に追っている人物です」と言った。
そして、村人からヒョンスを探す人物が村にこなかったかを聞いた。村人は、街からやってくる人は皆んなト・ヒョンスを探している、と答えた。
しかし、一人の女性が「タクシー運転手がいるじゃない」と言い出した。
その頃、チェ刑事は警察署で防犯カメラの映像を見ていた。事件当日のタクシーの映像だ。ニューサンビルの近くで下ろした、と言っていたが、実際は誰も降りてこなかった。
チーム長の元にホジュンから電話が入る。
今回の事件はト・ヒョンスが犯人じゃなかった、と報告している時に、ジウォンがやってきて電話を変わった。
「ト・ミンソク事件の中に死体の見つかっていない人物がいます。その夫を調べてください。タクシー運転手だと思います」と伝えた。
その夫は、遺体が見つかっていないので諦めきれずに、たまに村に来て山中を掘っているのだ。その様子は深刻で、ト・ヒョンスがト・ミンソクの共犯だと信じて執拗に探していたようだ。
さらにジウォンは、なぜ犯人に写真のことがバレたのか。捜査情報が漏れているのでは、と言った。
その時、チェ刑事はハッと思いついて、タンブラーの蓋を開けた。盗聴器を見つけた。
犯人のアジト
廃屋の屋内プールに男がいる。壁には、「探しています」というタイトルで女性の写真が載ったチラシが一面に貼られている。チョン・ミスクだ。
男は咳き込み血を吐いた。
チェ刑事は過去の捜査資料からチョン・ミスクの資料を探した。”夫・タクシー運転手”とあった。
その頃、タクシー運転手は車を走らせながら、ナム・スンギルとの会話を思い出していた。
チョン・ミスクとタクシー運転手は、ト・ミンソクの工房でお揃いのストラップを作った。木彫りの鯉だ。チョン・ミスクの携帯電話は失踪後に見つかったが、ストラップは付いていなかった。
ナム・スンギルの話だと、そのストラップはト・ヒョンスが持っていた。
スンギルは、警察に任せては?と提案したが、警察なんて当てにならない、ト・ヒョンスを探す気がないと運転手は突っぱねた。その後、「ト・ヒョンスが世間の注目を浴びるような事件を起こせば別だが」と言った。
そして、意味ありげに「今日は大きなヒントをありがとうございました」と言った。
パパ
民宿でタクシー運転手を待っていると電話が鳴った。おばあちゃんの元に預けられているウナから、テレビ電話だった。
とっさに父親の顔に戻るヒソン。ウナは号泣していた。起きたらパパがいなかった、と。早く帰ってきて、と言われて、「すぐに帰る」と返事するヒソン。しかし、「ママも一緒?」と聞かれて困った表情に。
ウナに「あとでね」と言って手を振り電話を切った。その時、タクシーが到着した。途端に表情を一変させる。
ジウォンの元に別の警察官がやってきて、腕時計を渡される。倉庫で見つかった証拠品だが、ジウォンの所持品ではないか、と。それはヒソンのものだった。揉み合った時に落ちたのだ。困惑するジウォン。
リストバンドには、[H.S.Baek]とイニシャルがあった。ジウォンが誕生日プレゼントで贈ったものだった。
ー続くー
『悪の花』あらすじネタバレ4話の感想とまとめ
初デートのシーン、姉ト・ヘスの登場、ソファーのラブシーン、夫婦追いかけっこ、犯人との接触と盛り沢山の4話でした。
ジウォンとヒソンの追いかけっこでは、ジウォンの足の速さに驚きましたねー。あと、倉庫で、とっさにジウォンを庇うヒソンからはとても愛を感じました。
それと話が前後しますが、ヒソンがジウォンのことを手放せない理由は、お父さんがジウォンを怖がって出てこなくなったからなんですね。きっとヒソン自身の心境の変化のせいだと思うのですが、それをジウォンのおかげだと思っているヒソンがちょっと可愛かったり。
ムジン記者、良い味出してますね。緊迫感あるシーンが続く中で、とても和みます。
これからタクシー運転手とヒソンの一騎討ちが始まるのでしょうか。
それに、腕時計を見つけたジウォンは、一体どのような行動に出るのかも気になります。
と言う事で、5話もお楽しみに!
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